👪 保護者の方へ
中学1年の音楽|器楽の表現を工夫する
中学1年生のお子さんに、家で「器楽の表現を工夫する」学びを支える保護者の方へ。知識や技能を生かしながら、自分らしい演奏の工夫を見つけ深めていく手順です。

中学校の器楽では、単に楽譜通りに楽器を演奏するだけでなく、曲の雰囲気や特徴を捉えて自ら表現を工夫することが大切になります。楽器の知識や演奏の技能を身に付け、それを生かして自分なりの表現をつくり出していきましょう。
知識や技能を生かした「器楽表現を創意工夫すること」
学習指導要領には「ア 器楽表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現を創意工夫すること。」と示されています。
楽器の音色の出し方や指使いなどの知識・技能をしっかり得た上で、音の強弱や息の使い方、音のつなげ方などを試しながら、どのように演奏したいか創意工夫を重ねていきます。
こう聞いてみてください
- 「この曲の感じに合わせるには、どんな音の出し方や強さで吹くと(弾くと)よくなりそうかな?」
- 「習った指使いや演奏のコツを生かして、どんなふうに音を工夫してみたい?」
器楽の基礎と表現を深める工夫のつながり
「ア 器楽表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながら,器楽表現を創意工夫すること。」を目指すには、まず基本となる技能を確かめ、その技能を曲の表情づけにどうつなげるかを考えることがポイントです。
手本となる音を意識しながら、強弱やテンポの揺らし方、フレーズのまとめ方を試すことで、演奏への納得感が生まれます。
こう聞いてみてください
- 「今のフレーズ、少しやさしく吹いた(弾いた)ときと、しっかり鳴らしたときで曲の感じはどう変わるかな?」
- 「楽譜の記号をヒントにしながら、どんな音色で届けたいか試してみようか。」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 指使いや正しい音を出すことだけに追われて表現まで気が回らない | 「まずは音を出す技能が身に付いてきたね。次はどんな音色や強さで演奏してみたいかな?」と段階を踏んで促す |
| どのように創意工夫すればよいかわからない | 「強さを変えたり、音のつなぎ方を変えたりするとどう響くか、2通りの吹き方(弾き方)で吹き比べてみよう」と具体的に比べる |
| 楽器の技能を得る段階でつまずいている | 「指の動かし方や息の使い方など、基本の知識と技能を1つずつ落ち着いて確かめてみようね」と基本に立ち返る |
よくある質問
楽譜通りに音を並べることと「創意工夫すること」の違いは何ですか?
正しい音やリズムで演奏する知識や技能を土台として、曲の特徴を感じ取り、強弱や音色、フレーズのまとまりなどを自ら考えて演奏に生かすことが創意工夫です。
自宅での練習で表現を工夫する力を伸ばすにはどうすればよいですか?
「どんな気持ちや場面に聴こえるか」「強弱を変えるとどう伝わるか」をお子さん自身に言葉にしてもらい、音の違いを聴き比べながら試す機会をつくるのが効果的です。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」音楽・第1学年(PDFの102ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月15日
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