👪 保護者の方へ
中学1年の国語|表現技法の効果をつかむ
中学1年生のお子さんに、家で「比喩」「反復」「倒置」「体言止め」などの表現技法とその効果を教える保護者の方へ。教科書の詩や文章を使い、技法の働きを実感しながら身に付ける手順です。

文章や詩の中で用いられる表現技法は、伝えたい情景や感情をより鮮やかに印象づけるための工夫です。それぞれの技法が文の中でどのような働きをしているかを捉え、読むときや書くときに実際に活用できるようにしていきましょう。
「オ 比喩,反復,倒置,体言止めなどの表現の技法を理解し使うこと。」(比喩と反復)
「まるで〜のようだ」のように別のものになぞらえる「比喩」や、同じ言葉を繰り返す「反復」は、様子や強調したい気持ちをはっきりと伝えるための技法です。
普段の文と比べることで、どのような印象の違いやリズムが生まれているかを確かめます。
こう聞いてみてください
- 「『雪のように白い』と言うと、ただ『白い』と言うのと比べてどんな感じが伝わってくるかな?」
- 「同じ言葉が何度も繰り返されているところがあるけれど、どんな気持ちが強く伝わってくる?」
「オ 比喩,反復,倒置,体言止めなどの表現の技法を理解し使うこと。」(倒置と体言止め)
文の通常の順序を入れ替える「倒置」や、文末を名詞(体言)で締めくくる「体言止め」は、読む人の注意を引きつけ、余韻を残すための技法です。
通常の語順や丁寧な結びと比べることで、文の強調点やリズムの変化を味わうことができます。
こう聞いてみてください
- 「『青い空を、見上げた』を『見上げた、青い空を』と並べ替えると、最初にどこに目が行くかな?」
- 「文の最後が名詞でピタッと終わると、どんな印象を受ける?」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 直喩と隠喩(暗喩)の見分けがつかない | 「『〜のようだ』『まるで』という言葉が入っているかどうか探してみよう」と目印を確認する |
| 倒置法が使われている場所が分からない | 「『誰が・何を・どうした』の普通の順番に戻すとどうなるか並べ替えてみよう」と通常の文と比べる |
| 体言止めを見落としてしまう | 「文の最後の1文字に注目して、名詞(名まえを表す言葉)で終わっているか見てみよう」と文末を指差して確認する |
よくある質問
技法の名前を覚えることと、その効果を理解することのどちらを優先すべきですか?
まずは通常の文と読み比べて「どんな印象の違いがあるか」を感じ取ることを優先し、その上で技法の名前を結びつけていくと定着しやすくなります。
日常会話や自分で書く作文の中でも表現技法を使えるようにするにはどうすればよいですか?
日記や作文を書く際に、「文末を1か所だけ名詞で止めてみる」「気持ちを強調するために同じ言葉を重ねてみる」など、1文ずつ意識して取り入れる練習が効果的です。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」国語・第1学年(PDFの32ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月15日
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