👪 保護者の方へ
第1学年の理科(第1分野)|光・音・力の現象を確かめる
中学1年生のお子さんに、家で光の反射・屈折や音、力の働きを教える保護者の方へ。鏡や水を入れたコップを使った身近な観察を通して、物理現象の規則性を楽しく整理する手順です。

中学校第1分野の物理分野では、身近にある光・音・力の現象を実験を通して観察し、そこに隠された数学的・論理的な規則性を見いだします。鏡での反射や水面での屈折のきまりを整理し、論理的な思考力を育みましょう。
鏡の反射と境界面での屈折の規則性
光が平らな鏡に当たって跳ね返るとき、「入射角=反射角」という反射の法則が成り立ちます。
また、光が空気中から水やガラスに入るときは境界面で折れ曲がり(屈折)、垂直な線(法線)に近づくように進みます。
こう聞いてみてください
- 「水を入れたコップにお箸を入れると、水面で折れ曲がって見えるね! なぜかな?」
- 「入射角を測るときは、鏡の面からじゃなくて、真ん中の点線(法線)から測るんだよ」
音の振動と力の3つの働きを整理する
音はものが振動することによって生まれ、空気中を波として伝わります(振幅が大きいと大きな音、振動数が多いと高い音)。
また、力は「物体の形を変える」「物体を支える」「物体の動きを変える」という3つの働きを持ち、矢印で大きさと向きを表します。
こう聞いてみてください
- 「輪ゴムを強く張ってはじくと、高くて細かく震える音が出るね!」
- 「力には大きさと向きがあるから、図を描くときは矢印の向きと長さがポイントだね!」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 入射角・反射角を「鏡の面との間の角」と勘違いする | 「鏡に立てた垂直な線(法線)と光のすじが作る角度を測るんだよ」と分度器の当て方を見せる |
| 空気から水に入るときに光がどっちに曲がるか混乱する | 「水の中に入ると進みにくくなるから、真ん中の垂線(法線)に近寄るように曲がるよ」とイメージで伝える |
| 音の高さと音の大きさを混同してしまう | 「『振幅=音の大きさ(波の高さ)』『振動数=音の高さ(波の細かさ)』と整理しようね」と波形を見せる |
よくある質問
全反射(ぜんはんしゃ)とは何ですか? 身近な例はありますか?
水やガラスなどの物質の中から空気中へ光が進むとき、入射角がある角度以上になると、光がすべて境界面で反射して外に出なくなる現象です。インターネットを支える光ファイバーや胃カメラなどに活用されています。
鏡に映った自分の姿(像)は、なぜ左右反対に見えるのですか?
鏡は光を正面に向かって反射しているため、実は「前後(奥行き)」が反転して映っています。それを自分と向かい合った人間として捉えるため、左右が入れ替わったように感じられます。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」理科・第1学年(第1分野)(PDFの81ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月14日
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