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東海道・御油宿

いまも六百ろっぴゃくメートルほど続つづく松並木まつなみき。江戸えどの街道かいどうの姿すがたが、ここに残のこっています。

お子さんと保護者の方へ。東海道・御油宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の御油宿とは?

御油ごゆは東海道の三十五番目の宿場。
街道かいどうの面影おもかげを残のこす松並木まつなみきで知しられる。

並木が残るということ

御油ごゆの松並木まつなみきは、東海道とうかいどうの並木なみきの中なかでもよく知しられています。二川で見みたとおり、並木なみきは日ひ陰かげと風かぜよけと目印めじるし。実用じつようのために植うえられたものが、いまは観光かんこうの資源しげんになっている。

広重の題だいは「旅人留女たびびととめおんな」。宿やどの女性じょせいが、旅人たびびとの腕うでをつかんで引ひき留とめている場面ばめんです。次つぎの赤坂とはとても近ちかいので、客きゃくの取とり合あいが激はげしかった——そういう事情じじょうが絵えになっています。

御油ごゆの東ひがしには追分おいわけがあり、姫街道ひめかいどうの西にしの起点きてんになっていました。姫街道ひめかいどうは新居の関所せきしょを避さけて通とおる道みち。厳きびしい関所せきしょがあると、それを避さける道みちが生うまれる——草津の追分おいわけと同おなじで、道みちはいつも枝分えだわかれします。

考えてみよう

  • 問一並木なみきが何百年なんびゃくねんも残のこるために必要ひつようなことを考かんがえてみましょう。
  • 問二関所せきしょを避さける道みちができる理由りゆうを説明せつめいしてみましょう。
  • 問三宿場しゅくばが近ちかすぎると何なにが起おきるでしょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——御油ごゆと赤坂の距離きょりは、およそ一いち・七ななキロ。戸塚で見みたとおり、宿場しゅくばの間隔かんかくはふつう一里いちりから三里さんり。この二ふたつは例外的れいがいてきに近ちかいのです。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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