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東海道・江尻宿

清水しみずの港みなとの町まち。湾わんの向むこうに、松まつの生はえた砂すなの岬みさきが見みえます。

お子さんと保護者の方へ。東海道・江尻宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の江尻宿とは?

江尻えじりは東海道の十八番目の宿場。
広重の題だいは「三保遠望みほえんぼう」。

砂が作った岬

三保みほの松原まつばらは、砂すなが細長ほそながく積つもってできた地形ちけいです。川かわが運はこんだ砂すなを、波なみと潮しおの流ながれが並ならべていく。何千年なんぜんねんもかけて、水みずが作つくった道みちです。国語こくごの間まで読よんだ天あまの橋立はしだても同おなじ成なり立たちです。

江尻えじりは清水しみずの港みなとを控ひかえた宿場しゅくばでした。神奈川と同おなじで、港みなとと街道かいどうが重かさなる土地とち。海うみの道みちと陸りくの道みちが出会であうところに、町まちは大おおきくなります。大津が琵琶湖びわこと街道かいどうの出会であう宿しゅくだったのと同おなじ理屈りくつです。

次つぎの府中は、駿府すんぷの城下町じょうかまち。港みなとの町まちの次つぎに、大おおきな城下町じょうかまちが控ひかえている。東海道とうかいどうは、こうして性格せいかくの違ちがう町まちを次々つぎつぎとつないでいきます。

考えてみよう

  • 問一砂すなが積つもってできた地形ちけいを、地図ちずで三みっつ探さがしてみましょう。
  • 問二港みなとの町まちと城下町じょうかまち。町まちの作つくりはどう違ちがうでしょう。
  • 問三松まつが海辺うみべに植うえられる理由りゆうを調しらべてみましょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——海辺うみべの松林まつばやしは、風かぜと砂すなから田畑たはたを守まもる役目やくめも持もっています。美うつくしいだけでなく、役やくに立たつ——生物せいぶつの間まの目めで見みると、松原まつばらは大おおきな装置そうちです。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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