2021年に開校3年目を迎え、50名の合格実績を積み上げた士心塾。本稿では、同塾が展開するYouTubeチャンネル「ししんちゃんねる」の第32回配信内容に基づき、独自の教育カリキュラムとそこに通底する哲学について、事実描写を中心に詳述する。
ルービックキューブ再挑戦にみる技術の習熟
動画の冒頭では、出演者がルービックキューブの「超高速」クリアに再挑戦する場面が描かれている。
過去の課題に対するリベンジ
前回の挑戦において「基本的にはめちゃめちゃ遅かった」という自己評価に基づき、今回は「リベンジ」として挑んでいる 。このプロセスは、現状の自己能力を客観的に把握し、不足している要素を特定した上で再試行するという、学習における基本的な改善サイクルを示している。
動作の高速化と習熟度
再挑戦の結果、周囲から「めっちゃ速い」「相当速かった」と驚嘆の声が上がるほどの速度で完成に至っている 。これは、単なる手順の記憶にとどまらず、反復練習を通じて動作を身体化させた成果として描写されている。
プログラミング授業におけるオリジナル課題の創出
士心塾のプログラミング授業では、既存のカリキュラムをこなすだけでなく、生徒が自ら「オリジナル課題」を作成する工程が組み込まれている。
既存スキルの応用と主体性
生徒は普段の授業で習得したプログラミングスキルを活用し、自分自身で課題を考案する 。このプロセスでは、受動的な学習から能動的なアウトプットへの移行が図られている。
教科横断的なテーマ選択
オリジナル課題の作成にあたっては、以下の3つのカテゴリーから選択する形式が取られている 。
- 英語の問題
- 算数の問題
- 社会の問題
これにより、プログラミングという技術を単独のスキルとしてではなく、他教科の知識を整理・表現するためのツールとして活用する視点が養われている。
倫理的思考を具現化するゲーム制作の実践
動画内では、実際に生徒が「社会」のジャンルを選択して作成した、国旗をテーマにしたクイズ形式のプログラムが紹介されている。
国旗クイズの設計と機能
制作されたプログラムは、日本や中国などの国旗を表示し、それに対応する国名を回答させる形式である 。
- 視覚情報の活用: 画面上に国旗の画像を表示させる。
- 正誤判定システム: 回答が正しいか否かをシステムが自動的に判定する。
- 得点管理機能: 正解数に応じて点数が加算される仕組み(500点など)が実装されている 。
試行錯誤のプロセス
このプログラムは、完成品をただ提示するのではなく、作成の過程で「正解か間違いかの判定」などのロジックを自分自身で考え、実装したものであることが語られている 。これは、目標とする動作を実現するために必要な条件を論理的に組み立てるプロセスそのものである。
問題解決力と倫理的思考の接続
士心塾が掲げる「問題解決力」と「倫理的思考」は、これらの活動を通じて具体化されている。
論理的構造の構築
プログラミングにおける正誤判定のロジック構築は、物事を筋道立てて考える倫理的思考(論理的思考)の訓練に直結する。どのような入力を受け、どのような条件で分岐させ、どのような結果を返すかという一連の設計は、複雑な問題を分解し、解決策を導き出す能力を育む。
アウトプットによる知識の定着
自分自身で問題を「作る」側になることは、対象(この場合は社会科の国旗知識)に対する深い理解を要求する。学んだ知識を他者が利用できる形に再構築する作業は、知識の定着とともに、他者の視点に立って物事を整理する姿勢を醸成する。
今後の展望と継続的な探究
動画の締めくくりでは、今回紹介された国旗クイズ以外にも、多様なオリジナル課題が存在することが示唆されている 。生徒一人ひとりが異なるアプローチで課題を作成し続ける環境が、同塾の教育の柱となっている。
CCNミッション: 私たちは、教育を通じて子どもたちの可能性を最大限に引き出し、論理的思考力と問題解決力を備えた、未来の社会を担う人材を育成することを使命としています。
士心塾 YouTube チャンネル「ししんちゃんねる」
士心塾の生徒たちのシャドーイング・プログラミング作品を YouTube で公開しています。子どもたちの成長の瞬間を、ぜひ動画でご覧ください。