サマーチャレンジ2021 キャラクター部門:ゼロから生み出す独創性と物語性
2021年、開校3年目を迎えたCCN(士心塾)は、50名の合格者を輩出する節目の中で「サマーチャレンジ2021」を開催した。本記事では、全35作品のエントリーがあった「キャラクター部門」の結果を詳述する。当初、総合1位の副賞としてキャラクター入りTシャツを制作する企画であったが、応募作品の質の高さから、急遽「キャラクター部門賞」が新設される運びとなった。
キャラクターデザインにおける選考基準と「士心塾哲学」の接続
本部門の選考においては、単なる視覚的な造形美だけでなく、士心塾が重んじる「キャラクターデザインの哲学」が色濃く反映されている。選考の柱となったのは以下の2点である。
1. 完全オリジナルの追求 既存の素材やテンプレートを加工するのではなく、白紙(ゼロベース)からキャラクターを構築していること。 2. 存在の不可欠性(ナビゲーターとしての機能) そのキャラクターが作品の中で単なる飾りではなく、物語を動かす主役や案内人(ナビゲーター)として、代えのきかない役割を担っていること。
これは、自らの手で問いを立て、独自の解を導き出す士心塾の学習哲学を、デジタルクリエイティブの領域で具現化したものと言える。
受賞作品詳報:三者三様の創造的アプローチ
厳正なる審査の結果、以下の3作品がキャラクター部門賞として選出された。
#### 1. エントリーNo.29「キャラクター名:もとかぜくん」
小学6年生による作品。作者の背景を投影したかのような「飛行機を操縦するキャラクター」が、作品全体のメインとして据えられている。宇宙空間を想起させる背景と、戦闘機に乗って登場するキャラクターの動的な演出が高度にマッチしており、作品の世界観を強固に定義している点が評価された。
#### 2. エントリーNo.9「音楽の妖精」
小学2年生による作品。スクラッチを用いたプログラミングにおいて、既存のコードや素材に頼らず、完全にゼロから愛らしい妖精のビジュアルを描き出している。この妖精は作品内でのナビゲーター役を完璧に遂行しており、彼女の存在なしには成立しない物語構造が、選考基準である「存在の不可欠性」を高く満たした。
#### 3. エントリーNo.6「3兄弟」
小学4年生による作品。冒頭で3兄弟が手を取り合って登場し、ストーリーの進展とともに一人が主役として躍り出る構成となっている。作者固有の感性がキャラクターの動きや関係性に強く反映されており、「その子にしか作れない世界観」がキャラクターを通じて集約されている点が、最大の見どころとなった。
創造の結実と次なるステップ
受賞した3名には、自らが描き出したキャラクターがプリントされた「オリジナル特注Tシャツ」が贈呈される。自分の想像力が形となり、日常生活で身に纏える実体へと変わる経験は、子どもたちの自己効力感を大きく高めることとなる。
また、総合部門の優勝作品についても、同様にキャラクターTシャツ化が決定している。2021年夏の挑戦は、単なるスキルの競い合いに留まらず、自己のアイデンティティをキャラクターという形に託し、発信するプロセスそのものであった。
CCNミッション
「子どもの成長は、親の成長から。」
士心塾 YouTube チャンネル「ししんちゃんねる」
士心塾の生徒たちのシャドーイング・プログラミング作品を YouTube で公開しています。子どもたちの成長の瞬間を、ぜひ動画でご覧ください。