CCN Magazine WORKS カテゴリでは、次世代のクリエイターたちが生み出す熱量の高い作品を記録しています。今回は、2021年9月26日に公開された「ししんちゃんねる vol.21」より、当時小学6年生の塾生が独力で作り上げたPC対戦型ゲーム『きんぐオブぶまくら』を分析します。
2021年、開校3年目を迎え50名の合格者を輩出した士心塾。その学びの土壌から、いかにして独創的なアウトプットが生まれたのか。動画に収められた事実から、その核心に迫ります。
小学6年生が構築した「難易度超高」のゲームデザイン
動画で紹介された『きんぐオブぶまくら』は、プログラミングを学び始めて間もない時期に制作されたとは思えないほどの完成度と、独自の「難易度」を誇る作品です。
遊び心を形にするネーミングセンスと世界観
制作者自ら「きんぐオブぶまくら」と命名した本作は、そのキャッチーな響きとは裏腹に、プレイヤーを圧倒するゲームバランスが特徴です 。動画内でも「ネーミングセンスをフルで使った」と言及されており、既存の枠にとらわれない子供らしい奔放な発想が、作品のアイデンティティとなっています 。
緻密に計算されたHPシステムとUI
画面上には、自分と相手の状態を示すゲージが明確に配置されています。右側のゲージがHP(ヒットポイント)を指し、ダメージを受けるごとに数値が減少していく仕組みが実装されています 。単にキャラクターを動かすだけでなく、ゲームとしての成立条件である「数値管理」と「可視化」が小学6年生の手によって行われている点は、特筆すべき事実です。
プレイヤーを追い詰める高度なアルゴリズム
対戦相手となるCPUは、常にプレイヤーを追尾し、容赦ない攻撃を仕掛けてきます。制作者自身が「めちゃくちゃ強い」と語る通り、数秒の油断が敗北に直結する設計となっており、クリエイターとしての「挑戦状」とも取れるストイックなゲームデザインが施されています 。
士心塾哲学との接続:創造力と倫理的思考の結晶
本作の制作過程には、士心塾が掲げる「創造力」と「倫理的思考力」が色濃く反映されています。
ゼロから一を生み出す「創造力」の源泉
動画の中で制作者は、塾に入る前の「まだ何もやっていなかった時」から、何もない状態から何を考え、どう形にするかを模索していたと振り返っています 。この「何もないところに道を作る」姿勢こそが、独創的なゲームキャラクターや攻撃パターンの構築に繋がっています。
ロジックを積み上げる「倫理的思考力」
ゲーム制作は、一つひとつの動作に論理的な裏付けが必要です。「キーボードで操作する」「攻撃を受けるとHPが減る」「相手が自動で追尾する」といった事象を、バグなく連動させるためには、極めて冷静な倫理的・論理的思考が求められます 。動画で実演されたスムーズな挙動は、彼の思考がいかに整理されているかを物語っています。
試行錯誤を厭わないクリエイター精神
動画の後半では、技術をさらに詰め込んで制作を続けている現状が明かされました 。現状に満足せず、さらに「フレッシュなチャレンジャー」として新しい要素を加えようとする姿勢は、士心塾で培われた「学びを止めない」精神の具現化と言えるでしょう。
CCNミッション:自律した個の才能を社会へ繋ぐ
『きんぐオブぶまくら』という一つの作品は、単なる子供の遊びの延長ではありません。それは、自らの思考をプログラミングという言語で翻訳し、他者が体験可能な「形」へと昇華させた立派なクリエイションです。
CCN(Creative Child Network)のミッションは、こうした子供たちの内なる才能を信じ、その創造性が最大限に発揮される環境を提供することにあります。開校3年目、着実に実績を積み上げる中で生まれたこのゲームは、未来の社会を創り出す「個」の力の力強さを証明しています。私たちはこれからも、彼らのような挑戦者の歩みを記録し、支援し続けていきます。
[https://youtu.be/T-exYwy3Gwk](https://youtu.be/T-exYwy3Gwk)
士心塾 YouTube チャンネル「ししんちゃんねる」
士心塾の生徒たちのシャドーイング・プログラミング作品を YouTube で公開しています。子どもたちの成長の瞬間を、ぜひ動画でご覧ください。