忘れもしません。これはイギリスで最も強く記憶に残る、信じられない出来事の話です。サマースクールも終わり、本学期が始まった時のことでした。

多国籍の寮生活

2 段ベッド 5 つの部屋

私が生活をしていたのは学生寮。寝起きした部屋は、2 段ベッドが 5 つある部屋でした。日本人 1 名(私)、スペイン人 1 名、ブラジル人 1 名、アメリカ人 1 名、中国人 4 名、残りの 2 名は何人か忘れました。

鍵のない引き出し

ベッドの下に引き出しがあり、そこに着替えや個人の持ち物をしまいます。しかし、この引き出しには鍵はありません。誰もいない時には誰でも開けることができてしまいます。

連日続いた「引き出し荒らし」

お菓子が食い散らかされる

事件はある夜から始まりました。引き出しの中に置いておいたお菓子が食い散らかされていたのです。初めてそれを見たときは本当に驚きました。私は 2 段ベッドの下に寝ており、引き出しはマットレスのすぐ下になる状況。寝る前には何も起こっていなかった引き出しの中が、起きたら荒らされているのです。

毎日続く被害

翌日も、翌々日も、引き出しは荒らされています。毎日毎日誰がこんな事をやってくるのか、私は部屋の全員に話をしました。「この中の誰かがやっているに違いない」と。

夜中の張り込み作戦

仲の良い友達と作戦実行

仲の良いスペイン人、ブラジル人の友達とこっそり話し合い、夜中に頑張って寝ないようにしよう。誰がやっているかを突き止めようと作戦を実行しました。

しかし、16 歳の私

しかし── まだ 16 歳の私です。気づいたら朝です。どうしても起きていることができず、寝てしまうのです。そして引き出しは荒らされています。結果、犯人を見つけることができませんでした

別部屋では更なる事件

マリファナと警察

実は別部屋ではマリファナが見つかり、警察が入る事態に。また、ある日は 大柄なザンビア人男兄弟 2 人とアラブ首長国連邦人男兄弟 2 人が殴り合いの喧嘩をしていたり── そう簡単には経験できない出来事に遭遇していました。

「文化の違い」が見える瞬間

言葉にできない理由

誰がやっていたか、大体の予測はついていました。でも証拠を取ることができず、問い詰めることもできなかったのです。そう思う理由もここではとても書けない、国と国とのどうしても折り合えない文化の違いがあったからではないかと思っています。

世界を知るということ

16 歳で経験したこの出来事は、「世界は自分が思っているほど単一ではない」という強烈な気づきをくれました。育った環境、価値観、行動規範── どれも国によって全く違う。それを若いうちに肌で感じられたのは、財産だと思っています。

「すべての人が自分の個性を活かせる社会をつくる」── 多様性を理解するとは、必ずしも美しい話ばかりではない。痛みを伴う経験を通じてこそ、本当の異文化理解は始まります。
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