私は複数の会社で、人を雇用する立場を経験してきました。人材採用のプロセスで見てきた履歴書は軽く数百を超え、雇用に至ったケースも確実に百名以上はいます。
採用で最も見つけにくいタイプの人材
ポジションによって求める人材は変わる
採用プロセスの中で、当然ですが、それぞれのポジションによって求める人材の種類も異なってきます。例えば、日々の管理業務を行う人材が欲しい場合、ルーティン作業が苦ではない、逆に得意とする人材を探します。専門分野人材が欲しい場合は、専門分野の経験者を探します。
「新しい何かを生み出す人材」が最も難しい
そんな中でも、探すのが非常に難しい分野というものがあります。それは、新しい何かを生み出す必要があるポジション、もしくは新しいものを作り上げていくことが求められるポジションです。なぜこれらが探すのに難しいのかと言いますと、履歴書も職歴書も書きようで、誰でもどうにでも書くことが可能であり、それを確かめる術が、実際に雇用してみないとわからないからです。
1→10タイプの才能を持つ小5
「絶対的に1→10が得意」と確信した子
ただこういったタイプの要素を、すでに持ち合わせていることを感じさせる生徒が実際にいるのです。それは小学5年生のいち君です。私は過去、本当に多くのスタッフを見てきて、採用にも携わり、自信を持ってお伝えしますが、彼は絶対的に1→10が得意なタイプだと思うのです。
私自身も1→10タイプ
実は私は士心塾を0→1で立ち上げ、現在1→10のフェーズにいます。しかし私自身を客観的に分析してみると、私が最も得意とするのは、1→10であり、更にはそこにすでに売上のベースがあるような企業での、新しい取り組みで1→10を行い軌道に乗せるようなことが何よりも得意なのです。
プログラミングの授業で確信した
「過去頭に入っている仕組みを組み合わせる」
そんな私自身と似たような感覚を感じたのが、小学5年生の彼です。これをどこでそう感じたのかと言いますと、それはプログラミングの授業で感じたのです。前に紹介したむた君とは180度異なり、彼の場合は、過去頭に入っている仕組みや枠組みを組み合わせながら、新しいものを作っていくプロセスを進めます。
「与えれば与えるほど、自分流に活用する」
非常に文字で説明するのが難しいのですが、ただこれは私が数多く経験した感覚から言えることで、こういったタイプの人に対して、様々な事例であったり、パターンであったり、傾向であったり、実際の分析データであったり、マニュアルであったり、経験データであったり、サンプルであったり、テンプレートであったりを、与えれば与えるほど、それをどんどん自分流に活用し、新しいものを生み出していくのです。
「人を巻き込む力」も備わっている
これも天からの贈り物
そして彼には人を巻き込む力が備わっているので、これもまた天からの贈り物だと感じるわけです。1→10タイプは、一人では完結しません。チームで動き、他の人を巻き込んで初めて10になる。その意味で、人を巻き込む力は、1→10タイプにとって必須のスキルなのです。
こんな視点で生徒を見たのは初めて
正直このような視点で生徒を見ることなど、言い換えますと、このような視点にフォーカスがいく子に出会ったことは、人生で一度もありませんでした。この視点に至った時、世の中には色んな才能を秘めた子たちがいるものだと、あらためて感じたのです。
「0→1」「1→10」「10→100」── 違うフェーズに違う才能
同じ「優秀」でも、得意フェーズが違う
ビジネスや組織には、フェーズに応じて必要な人材がいます。0→1(新規創出)、1→10(拡大)、10→100(量産)── どれも才能ですが、種類が違います。むた君が0→1なら、いち君は1→10。両方が揃って初めて、組織は成長します。
子どもの内に「自分のタイプ」を知る
自分がどのフェーズで力を発揮できるかを、子どものうちに知れるのは大きなアドバンテージです。士心塾は「教科書を教える場所」ではなく、子どもが自分の才能タイプに気づく場所でもあります。

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