士心塾で、ひとり親世帯に対し、何かの助けをできないか、という考えは、今に始まったことではありません

高校時代に友人2人から受けた言葉

「いつか俺も絶対に行ってやる」

米国留学が決まった時に、友達から言われた言葉、しかも2人から、その友達2人とは、ひとり親世帯の家庭で、「いつか俺も絶対に行ってやる」と言われた過去があることは、以前のブログ記事で書いたと思います。この高校生時代の言葉は、私自身の胸にずっと突き刺さったままなのです。

30代後半に芽生えた2つの想い

時は過ぎ、これは社会人で30歳後半にさしかかった頃の話です。それまで私自身、今よりもまだまだ未熟な状態でしたが、少しずつあることが頭に浮かび始めてきたのです。①親の偉大さと、親への感謝の気持ち。②恵まれて海外で学べた自分に、世のために何ができるのか。この2つです

NPO法人設立から始まった挑戦

就労困難若年者の就労支援事業

まず最初に取り組んだのは、NPO法人の設立でした。市との協働事業で、就労困難若年者の就労支援事業に取り組みます。市内の事業所に1軒1軒電話し、また実際に足を運び、話を聞いてもらう時間がないか頭をさげ、汗をどれだけ流しても、ほとんどは門前払いで大変な活動でしたが、社会貢献性が非常に高い事業でしたので、必死に取り組みました。

不動産事業の中で出会った人たち

そんな活動をしつつ、実は私、不動産事業もスタートしました。要は不動産を所有し貸し出す大家さんビジネスです。これを始めたことをきっかけに色々なことが起こります。

不動産で見えた厳しい現実

DV被害から駆け込んだ女性

ある時不動産管理会社から電話が入ります。DVを受けている女性が駆け込んできた。とにかく身も心もボロボロの状態の彼女は、とにかく今日にも夜を過ごせる部屋を探しているとのこと。すごい状況です。他の物件にも確認したそうですが、ことごとく大家さんに断られたそうでした。世の中には、保証がない方のようなケース、面倒なことに巻き込まれたくない、完全ビジネスでやられている大家さんはたくさんいます。

「その方が本当に困っているのであれば、私は大丈夫です」

すぐに行けるような距離の物件ではなく、私が直接会って話をする、ということはできません。しかし私は管理会社へ伝えました。その方が本当に困っているのであれば、私は大丈夫です

離婚直後の女性への対応

しばらくして、まったく別の物件で、似たようなことが起こりました。この女性は離婚したばかり。家を出て、行く所もない状況で、金銭的にも非常に困っていました。少しでも安い家賃の住居を探していたこの方に対し、私は通常の家賃より低い設定で住居を提供しました

子どもたちのことが消えない想い

教育を受けられない子たちがいる現実

このようなエピソードは他にもいくつもあります。不動産以外でも、ひとり親世帯で必死にお子さんを育てている方々を何人も見てきました。様々な事情があってのことだと思います。そこに私が立ち入ることなどできません。でも、一つだけ、消えない想いというものがあります。それは、当事者である子供たちのことです。

金銭問題で進学を諦める生徒たち

私は教育を受けることができましたが、お金の問題で教育を継続できない子たちもたくさん世の中にいるのです。以前働いた学校でも、それは多くの高校の先生方と、生徒さんの進学について話しました。家庭の金銭事情で進学を諦め、就職にシフトした生徒がどれだけ多かったことか。保護者は簡単に諦めていたわけではありません。我が子のために、日本に存在する様々な奨学制度を活用できないか、ギリギリまで試みます。

不登校支援への挑戦と、力不足の実感

埼玉県東松山市での試み

実は昨年、埼玉県東松山市で、不登校の生徒たちへの教育支援を打ち出しました。事前に市役所へ足を運び相談し、教育センターと色々とやりとりし、市議会議員の方に相談し、リリースをだし、ネットニュースにも取り上げてもらい── でも結局うまく行きません

情報を届ける力の不足

この情報が本当に必要な人たちに情報として届けることができなかったのです。結果、一旦仕切り直しです。私の力不足を痛感しました。教育を提供しようと思っても、その想いだけではダメなんだとわかったのです。これは私自身にとって大きな学びにつながりました。

前澤友作氏の事業から学んだこと

「ひとり親の養育費補償事業」への10億円

つい先日、ZOZOの元社長である前澤友作氏が、13の事業で再始動する話題を耳にしました。実はその13の事業の一つが、「ひとり親の養育費補償事業」というものでした。前澤氏はこの事業に10億円出資しています。

「告知力」「届ける力」の重要性

ものすごい反響だったようです。何がすごいかというと、この事業内容も本当に困っているひとり親世帯の悩みを捉えたもので素晴らしいのですが、さらにこの事業を告知する力、実際に日本中で困っているひとり親世帯の方々に届ける力がものすごいことが、さらにすごいなと思ったわけです。

士心塾オンライン校でのひとり親応援プラン

ワンレッスンワンコインの英語教育

今回士心塾で、日本中のひとり親世帯の方々を対象に、ひとり親世帯応援プランを準備したオンライン校をスタートいたしました。コロナ禍の中、日本を含めた世界各国で、多くの大学でオンライン授業が取り入れられていますが、これら多くの大学で実際に取り入れられている現実的なオンラインのスタイルを採用し、エリート英語コースの授業を、オンライン授業という形で、ワンレッスンワンコインで継続的に提供しようというものです。

情報を届ける力こそ、これから必要なもの

オンライン校の授業自体は始まりました。そして今本当に必要だなと感じているのは、前回大きく学んだ、情報を日本中で困っているひとり親世帯の方々に届ける力です。私個人には、まだまだそのような力が十分にありません。しかし、今、私ができる力の範囲で、小さな力ではありますが、色んな方々にアプローチしつつ、精一杯やってみようと思っています。

「教育を受けて成長する子を喜ばない親はいない」

どんな境遇でも変わらない親の想い

どんな境遇な親でも、子どもが教育を受けて成長することを喜ばない親はいないはずです。もしひとり親世帯という理由で、教育費捻出が厳しい家庭があるのであれば、その子供たちに、士心塾の英語教育を継続して提供していきたいと思っています。

一人でも多くの家族に届くことを願って

この行動が、一人でも多くの、喜んでくれるひとり親世帯家族に届くことを祈りつつ、頑張っていきたいと思います。

「すべての人が自分の個性を活かせる社会をつくる」── このミッションには、家庭の経済事情で個性の芽が摘まれてはいけない、という願いが込められています。士心塾は、ひとり親世帯支援を含め、できる範囲で社会に還元していきます。

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