皆さまは車を運転していて、問題に遭遇したことはありますでしょうか?

私の車エピソードは豊富

すべて経験済み

車をぶつけられた。車が街中で動かなくなり大渋滞で途方にくれた。車が制御不能で塀に突っ込んだ。車が大炎上した。車をぶつけられて、逃走した人物とカーチェイスした。車で10時間以上走った旅先の山の中で車が完全に動かなくなった。車の窓を割られ、中のオーディオがすべて盗まれた。私はすべて経験があります

今日は心温まるエピソード

車に関わるエピソードは豊富ですが、ただ今日はそんな車のエピソードでも、結果心温まるエピソードを書きたいと思います。

Freshman 時代、信号待ちの幹線道路

食料品の買い物帰り

あれはまだFreshman(1年生)の時だったと思います。一人で車で食料品の買い物に出かけた時のことでした。私は買い物の帰りに、片側3車線の幹線道路で、一番左の車線側(日本と逆でアメリカは右側を走ります)で先頭で信号待ちをしていました。

信号が青、でも前に進まない

信号が青に変わった時のことです。アクセルを踏んで前に進むはずが、前に進まないのです。後ろはどんどん車が渋滞していきます。エンジンも空回りする感じで、全く動きません。さあ困りました。道のど真ん中で車が故障してしまったのです。

原因はタイミングベルト切れ

エンジンの心臓部品が切れた

実は後々わかったのですが、この時タイミングベルトが切れてしまっていたのでした。タイミングベルトとは、エンジン内部のクランクシャフトとカムシャフトを連結する位置にある、ゴム素材でできているベルト状の部品で、これが切れることで、エンジンに重大な損傷を与える場合もある、とても重要な部品です。これが切れてしまったので動くはずもありません。

2度経験したタイミングベルト切れ

ちなみに自慢ではありませんが、私はアメリカで車を運転していた際に、タイミングベルトが切れて、車が動かなくなってしまい困ったことが2度もあります。中古車の宿命です。

後ろの車から降りてきた男性

「どうしたの?大丈夫か?」

車が壊れて動かないなんて初めての経験です。どうしたら良いかわからず、車も動かせず非常に焦っていると、後ろから一人、「どうしたの?大丈夫か?」と声をかけてくれた男性がいました。そうです。後ろの車の運転手が異変に気づき降りてきてくれたのです。

路肩への移動を提案してくれた

私も焦っていた中でも、ハザードランプはつけていたのだと思います。私が車がおかしいということを伝えると、「車を後ろから押すから、ハンドル切って右車線の路肩に止めよう」と言われました。後ろはどんどん渋滞状態です。

「重ステ」の車を、複数のアメリカ人が押してくれた

パワーステアリングがない車

さて、いざ押してもらいましたが、一人では簡単に動きません。なぜか?実はこの車はなんと、重ステの車だったのです。重ステってご存知でしょうか?現代の車ではあり得ませんが、パワーステアリングが付いていない車。要はハンドルがめちゃくちゃ重たい車だったのです。

次から次へと降りてきてくれた

そんなこんなで困っていると、後ろから次から次へと、何人ものアメリカ人の方々が車から降りてきてくれたのです。ある人は後ろからやってくる右側の車線で交通整理をしてくれ、他の方たちが車を後ろから一緒に押してくれます。

知らない人たちに支えられた留学生活

困った状況で全く知らない人たちに何度も助けられた

実は私がアメリカに住んでいた間、こういった困った状況の時に、全く知らない方々に助けられたことは何度もあります。「困っている人がいたら手を貸す」── これがアメリカ人の文化として、確かに存在することを、私は何度も体験しました。

あっという間に路肩へ

車はあっという間に路肩に移動することができ、渋滞は解消、私はロードサービス(AAA という JAF のような会社)に電話し、修理工場まで引っ張っていってもらいました。本当に助けてくれた皆さんに感謝感謝です。

「困った時に助ける」文化を子どもたちにも

一人ではどうしようもない状況

私一人ではどうしようもない状況で、すぐに助けてくれた人たちのことは今でも忘れません。その日その瞬間、私は数人のアメリカ人の連帯に救われたのです。彼らの名前は知りません。でも、その親切は私の人生の一部になりました。

士心塾でも「助け合い」の文化を

士心塾でも、子どもたち同士で「困っている子を助ける」「分からない時は手を貸す」文化を大事にしています。アメリカで体験した連帯の感覚── それを日本の塾の中にも作っていきたいのです。

「すべての人が自分の個性を活かせる社会をつくる」── 個性が活きる社会は、互いに助け合う人たちで成り立っています。リッチモンドで受けた優しさを、私は士心塾の指導の中に込め続けています。

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