私は大学で Aviation(航空学部)を専攻していたのですが、この学部では、航空機を操縦するライセンスを取得しなければならないカリキュラムがありました。そんな中で、忘れられないエピソードがあります。

真夏の単発機フライト

セスナ 172 で離陸

あの日は快晴で、夏の暑い日でした。インストラクターと共に単発機に乗り込みます。乗っていた機体は、セスナ 172(Cessna 172)。当時は歴史上、世界で最も多く生産されている機体シリーズでした。

無線通信と離陸

無線通信をしながら滑走路へ。いよいよ加速し、空に飛び立ちます。高度を一定に保ちながら飛行しますが、とにかく日差しもあり、本当に暑い状況でした。

窓を開けた途端、漂う強烈な臭い

「飛行機で窓を開ける」とは

インストラクターも「暑い暑い」と、窓を開けます。飛行機乗りながら窓を開けるってイメージできますでしょうか? 小さい窓が操縦席のすぐ斜め前にあり、そこを開けた状態で飛行していたのです。

スカンクの匂い、高度 300m へ

その時に、驚く出来事が起こりました。ものすごく臭い匂いが立ち込めたのです。インストラクターは「スカンクだ!」と隣で叫んでいます。飛行高度はゆうに 300m は超えていたはず── 空にまで漂うこのスカンクの臭いは、本当に強烈でした。

「想定外」を楽しむ姿勢

留学とは、まさにそういうもの

今となっては良い話のネタになっていますが、窓を開けながら空を飛び、そこにスカンクの匂いというプレゼント付きの飛行は、私の貴重な体験談になりました。留学とは、まさにこういう「想定外」の連続です。

子供たちにも体験を

士心塾の指導でも、「想定外を楽しめる力」を大切にしています。テストで間違えた、発表で噛んだ、思い通りにいかなかった── そういう瞬間こそ、後で振り返れば人生の財産になる笑い話。失敗を恐れない姿勢を、子供たちに伝えていきたいと思っています。

「すべての人が自分の個性を活かせる社会をつくる」── 完璧でなくていい。想定外の出来事も「私だけの物語」として大切にすれば、人生はもっと豊かになります。
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