留学中の経験で、先生と大ディベートへと発展した話があります。場所はアメリカの大学のAnthropology(人類学)の授業。日本の歴史と文化を扱う回でした。
「日本の若者文化」と紹介されたビデオ
クラスで日本人は私一人
30名くらいいるクラスで、日本人は私一人だけ。授業ではビデオが流され、みんな注目します。
派手な衣装で踊る若者たち
映像に映ったのは、派手な衣装を着た若者たちが、路上で奇妙な踊りを踊っている姿。先生は「これが日本の若者の文化だ」と説明します。違和感が走りました。これ、どう考えても私の時代の映像ではないはず── でもどこかで見たことがある。。
「これは竹の子族では?」── 1980年代の映像
記憶を辿る
昔の日本を紹介していたテレビで見たことのある、竹の子族ではないか? ウィキペディアによれば、竹の子族とは、野外で独特の派手な衣装でディスコサウンドに合わせて「ステップダンス」を踊る風俗、またはその参加者の総称。1980年あたりの現象で、当時は2000年代。20年前の映像が「現代日本」として紹介されていたのです。
授業後、先生に駆け寄る
「先生、これは1980年あたりの映像ですね。20年前の話ですよ。今の日本とは違います」── 先生は授業を終えたばかりで、これが日本だと力説していましたので、のらりくらりとしていましたが、その後、先生との関係がギクシャクし、結局そのクラスをドロップアウトすることになりました。
「情報の鮮度」を問う── 留学で学んだ視点
権威者の発言も検証する
大学の先生という権威者の発言であっても、映像や資料の年代・出典は自分で確認すべき── これは留学先で深く学んだ視点です。とくに異文化を扱う授業では、ステレオタイプや古い情報が混じりやすい。日本人として一次情報を持つ私が、声を上げないと正しい姿は伝わりません。
士心塾の指導でも
子供たちに教えるときも、情報の鮮度・出典・前提を確認する習慣を大切にしています。AI 時代、フェイク情報や古いデータが溢れる中、「自分で確かめる力」は 21 世紀を生き抜くための必須スキルです。

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