ヨコヅナイワシって、どんな魚?
深海の道・問い 九
お子さんと保護者の方へ。いっしょに読んで、確かめましょう。
いまのことば
ヨコヅナイワシって、どんな魚?
ヨコヅナイワシは、全長250cm以上になる大きな深海魚です。水深2,000mより深い海にすむ深海固有種として、世界最大の硬骨魚類であることが、2022年にJAMSTECの研究でわかりました。深海の食物連鎖のいちばん上にいる「トップ・プレデター」です。

どうやって見つけたの?
ヨコヅナイワシは、2021年にJAMSTECが新種として報告した大型の深海魚で、駿河湾の深いところのトップ・プレデター(頂点捕食者)として知られていました。
研究チームは、海の水を大量にくんで、その中にふくまれる生きもののDNA(環境DNA)を調べました。すると、駿河湾よりはるか南の海山でもヨコヅナイワシのDNAが見つかりました。そこで、元禄海山の南、水深2,091mの海底に、えさをつけたカメラ(ベイトカメラ)を置いたところ、全長250cmをこえる大きなヨコヅナイワシが、えさに集まる姿を撮影できました。
深海のトップ・プレデター
トップ・プレデターは、食物連鎖のいちばん上にいる生きものです。ヨコヅナイワシは、これまでに合計6匹しか採集されていない、とてもめずらしい魚です。
環境DNAとベイトカメラを組み合わせるこの方法を使えば、これまで調べるのが難しかった、深海の大型でめずらしい生きものの研究を進められると期待されています。
考えてみよう
- 問一水をくむだけで、そこにいる生きものがわかる「環境DNA」は、ほかにどんなところで役立ちそうですか。
- 問二トップ・プレデターがいなくなると、深海の生態系にどんなことが起こると思いますか。
- 問三えさにサバの切り身を使ったカメラで撮影できたのはなぜでしょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——JAMSTECの記事によると、ヨコヅナイワシを撮影したベイトカメラのえさは、サバの切り身でした。
この記事について
ヨコヅナイワシの大きさと、深海固有種として世界最大の硬骨魚類であること、環境DNAとベイトカメラによる発見は JAMSTEC の発表、採集数とトップ・プレデターの役割、えさは JAMSTEC BASE の記事、JAMSTEC プレスリリース「ヨコヅナイワシが2000m以深に棲息する世界最大の深海性硬骨魚類であることを明らかに」(2022年)、JAMSTEC BASE「深海の頂点捕食者“ヨコヅナイワシ”撮影秘話!」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
ヨコヅナイワシの大きさと、深海固有種として世界最大の硬骨魚類であること、環境DNAとベイトカメラによる発見は JAMSTEC の発表、採集数とトップ・プレデターの役割、えさは JAMSTEC BASE の記事、JAMSTEC プレスリリース「ヨコヅナイワシが2000m以深に棲息する世界最大の深海性硬骨魚類であることを明らかに」(2022年)、JAMSTEC BASE「深海の頂点捕食者“ヨコヅナイワシ”撮影秘話!」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
