十
深海の道・問い 十
深海のことは、どれくらいわかっているの?
いまのことば
深海のことは、どれくらいわかっているの?
深海の生きものを研究する JAMSTEC の研究者は、「まだ1%もわかっていないのではないか」と感じていると話しています。人類が行ったことのある深海の範囲は数%だという説もありますが、しっかり調べられた場所は、もっと少ないと考えられています。
行ったことがある場所でも
深海はとても広く、人が行ったことのある範囲は数%だという説もあります。しっかり調査・観測された場所はもっと少なく、そこで生きものがどうくらしているのかまでは、ほとんどわかっていません。
ヨコヅナイワシが駿河湾で見つかったように、すでに人が行ったことがあると思われている場所でも、新種はまだまだ見つかります。
見えていないところにも
私たちに見えている範囲の外、たとえば海底の堆積物の中にも、さまざまな生きものがかくれています。どれくらいわかっていないのか、それさえ想像がつかない、と研究者は話しています。
JAMSTECの解説も、深海では数多くの生きものが確認されていて、見つかっていない生きものもまだまだいるようだとしています。
考えてみよう
- 問一「わかっていない」ことを調べる研究は、どこから手をつければよいでしょう。
- 問二身近な場所(公園、川、土の中)で、まだ名前を知らない生きものを探してみましょう。
- 問三もしあなたが深海の新種を見つけたら、どんな方法で「新種だ」とたしかめますか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——日本では2020年に、はじめての沖合の海洋保護区が4か所指定され、JAMSTECはそこで深海の生態系の調査を進めています。