五
深海の道・問い 五
深海の生きものは、どうやってくらしているの?
いまのことば
深海の生きものは、どうやってくらしているの?
深海はえさが少ない世界です。そのため、エネルギーをできるだけ使わないようにゆっくり動く生きもの(ソコダラのなかま、ギンザメのなかま)がいます。反対に、えさを求めて活発に動く生きもの(深海のナマコ)もいます。
ゆっくり動いて、エネルギーを節約
深海にはえさが少ないので、昔は「深海にはあまり生きものがいない」と言われてきました。でも実際には、たくさんの生きものが確認されています。
その中には、エネルギーをできるだけ使わないように、ゆっくりした動きをする生きものがいます。代表はソコダラのなかまやギンザメのなかまです。「三脚魚」と呼ばれるナガヅエエソは、3本の長いヒレで海底に立ち、泳がずにじっとしていることが多い魚です。
えさを求めて、よく動く
反対に、えさが少ないからこそ、活発に動く生きものもいます。
サンゴ礁などの浅い海のナマコは、あまり動かない印象があります。ところが深海のナマコは、えさを求めてとび跳ねたり、泳いだりします。
考えてみよう
- 問一「ゆっくり動く」と「よく動く」、えさの少ない世界では、どちらが得だと思いますか。理由も考えてみましょう。
- 問二身近な生きもので、エネルギーを節約するくらし方をしているものを探してみましょう。
- 問三3本のヒレで海底に立つ魚は、なぜじっとしているのでしょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——JAMSTECの映像には、ベニズワイガニがエチゼンクラゲの死がいを食べる様子(日本海 水深930m)も記録されています。