- 読書感想文の書き出しで止まる理由
- 使いやすい書き出しパターン
- 学年別の書き出し例
- 書き出しから本文へつなげる方法
- 避けたい書き出し
書き出しで止まるのは自然なことです
読書感想文で一番困りやすいのが、最初の一文です。
「何から書けばいいのか分からない」と感じる子は多くいます。
でも、書き出しにはいくつかの型があります。
型を知っておくと、最初の一文が書きやすくなります。
パターン1:本を選んだ理由から始める
一番使いやすい書き出しです。
例:
私がこの本を選んだのは、表紙の絵を見て、主人公がどんな子なのか気になったからです。
私は動物が好きなので、犬が出てくるこの本を読んでみたいと思いました。
友達にすすめられて読んでみたら、思っていたよりも心に残る本でした。
この書き出しは、低学年から中学生まで使いやすいです。
パターン2:心に残った場面から始める
印象的な場面がある場合は、その場面から始めると引きつけやすくなります。
例:
私がこの本で一番心に残ったのは、主人公が友達のために勇気を出した場面です。
この本を読んで、私は最後の場面がなかなか忘れられませんでした。
主人公が一人で決断する場面を読んだとき、私は自分だったらどうするだろうと考えました。
パターン3:疑問から始める
少し考えさせる書き出しにしたい場合は、疑問から始める方法があります。
例:
本当のやさしさとは何だろう。私はこの本を読んで、そのことを考えました。
友達を信じるとは、どういうことなのでしょうか。
勇気とは、こわくないことではなく、こわくても行動することなのかもしれません。
中学生や高学年に向いている書き出しです。
パターン4:自分の体験から始める
本の内容と自分の経験がつながる場合は、自分の体験から始めると自然です。
例:
私も主人公と同じように、友達に自分の気持ちを言えなかったことがあります。
私は新しいことに挑戦するとき、いつも少し不安になります。
この本を読んで、家族に助けてもらった時のことを思い出しました。
この書き出しは、感想文に「自分らしさ」を出しやすくなります。
パターン5:読む前と読んだ後の変化から始める
読んだ後に考えが変わった場合に使いやすい書き出しです。
例:
この本を読む前、私は努力は結果を出すためだけのものだと思っていました。
最初は明るい物語だと思って読み始めましたが、読み終わった後には命について深く考えました。
読む前と読んだ後で、私は主人公への見方が大きく変わりました。
学年別の書き出し例
小学1・2年生
わたしは、この本の主人公がすきです。
ぼくがいちばん心にのこったところは、主人公ががんばったところです。
小学3・4年生
私がこの本を読んで一番心に残ったのは、主人公が友達を助けた場面です。
この本を読んで、私は友達を大切にしたいと思いました。
小学5・6年生
私はこの本を読む前、主人公はただ強い人なのだと思っていました。しかし、読み進めるうちに、本当の強さは人を思いやる心にあるのだと感じました。
中学生
この本は、私に「自分の考えを持って行動すること」の難しさと大切さを教えてくれました。
避けたい書き出し
次のような書き出しは、悪いわけではありませんが、少し弱くなりやすいです。
私はこの本を読みました。
この本はおもしろかったです。
この本のあらすじは、主人公が旅をする話です。
このような書き出しでも間違いではありません。
ただし、その後に「なぜ選んだのか」「何が心に残ったのか」を続けると、より良くなります。
書き出しから本文へつなげる
書き出しを書いたら、次に心に残った場面を説明します。
例:
私がこの本で一番心に残ったのは、主人公が友達のために勇気を出した場面です。
その場面では、主人公は自分もこわいはずなのに、友達を助けるために一歩前に出ました。
このように、最初の一文の後に場面を説明すると、本文に入りやすくなります。