- 読書感想文に向いている本の特徴
- 書きにくい本の特徴
- 学年別の本の選び方
- 子どもの興味から本を選ぶ方法
- 親が本を選ぶときの注意点
本選びで読書感想文の書きやすさは変わります
読書感想文は、文章力だけで決まるわけではありません。
実は、本選びの段階で書きやすさが大きく変わります。
子どもが興味を持てない本や、内容が難しすぎる本を選ぶと、最後まで読むだけで大変になります。
反対に、子どもの興味や経験とつながる本を選ぶと、感想が出やすくなります。
書きやすい本の特徴
読書感想文に向いている本には、次のような特徴があります。
- 主人公の気持ちが分かりやすい
- 友達、家族、努力、命、成長などのテーマがある
- 自分の生活や経験とつなげやすい
- 読んだ後に考えたくなる問いがある
- 子どもが最後まで読み切れる長さである
- 「好き」「いやだ」「すごい」「なぜ」と感じる場面がある
読書感想文は、心が動く場面がある本ほど書きやすくなります。
書きにくい本の特徴
次のような本は、読書感想文を書くのが難しくなることがあります。
- 子どもにとって難しすぎる本
- 内容は面白いが、感想が「面白かった」だけで終わりやすい本
- 登場人物の気持ちが分かりにくい本
- あまりにも短く、考えを広げにくい本
- 親が読ませたいだけで、子どもが興味を持っていない本
もちろん、こうした本が悪いわけではありません。
ただ、読書感想文として書きやすいかどうかは別です。
子どもの興味から選ぶ
CCN寺子屋では、子どもの個性や興味から本を選ぶことをおすすめします。
| 子どもの興味 | 選びやすい本のテーマ |
|---|---|
| 動物が好き | 命、世話、別れ、共生 |
| スポーツが好き | 努力、仲間、勝敗、成長 |
| 友達関係に関心がある | 友情、けんか、仲直り、思いやり |
| 科学が好き | 発明、自然、宇宙、観察 |
| 歴史が好き | 伝記、戦争、地域の歴史、時代の変化 |
| 料理が好き | 家族、文化、食べ物、暮らし |
| 絵やものづくりが好き | 芸術、創造、工夫、表現 |
子どもがすでに好きなことと本をつなげると、感想文の材料が増えます。
学年別の選び方
小学1・2年生
短めで、場面や気持ちが分かりやすい本が向いています。
絵が多い本でも構いません。大切なのは、子どもが「ここが好き」と言えることです。
小学3・4年生
主人公の成長や友達との関係が描かれている本が書きやすいです。
自分の学校生活や家庭生活とつなげられる本がおすすめです。
小学5・6年生
命、平和、努力、社会、家族など、少し深く考えられるテーマの本にも挑戦できます。
ただし、難しすぎる本を選ぶ必要はありません。
中学生
登場人物の生き方、社会問題、自分の将来、価値観の変化とつなげられる本が向いています。
「この本を読んで、自分の考えがどう変わったか」を書ける本がよいです。
親が選びすぎない
保護者が本をすすめることは悪いことではありません。
ただし、最終的には子どもが「読んでみたい」と思えることが大切です。
おすすめの聞き方は次の通りです。
- どんな話なら読んでみたい?
- 動物、友達、冒険、スポーツならどれがいい?
- 表紙を見て気になる本はある?
- 最初の数ページを読んで、続きが気になる?
- この本なら最後まで読めそう?
親が決めるのではなく、子どもが選んだ感覚を持てるようにしましょう。
本を読むのが苦手な子へ
読書が苦手な子には、無理に長い本を選ばせる必要はありません。
- 短めの本を選ぶ
- 絵が多い本を選ぶ
- 音読して一緒に読む
- 1日で読み切ろうとしない
- 興味のあるテーマから選ぶ
読書感想文の目的は、難しい本を読むことではありません。
本を読んで、自分の感じたことを言葉にすることです。