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十二

故 事 成 語 ・ 十 二

きつねえらそうにあるく。けれど、みんながおそれていたのはきつねではなかった。
戦国策せんごくさく』より

いまのことば

ちからのあるものうしだて使つかって、いばること。

ことばの景色

とらつかまったきつねいました。「わたしてん使つかいだ。べればてんそむくことになる。うそだとおもうなら、わたしうしろをついてあるいてみなさい」。とらがそのとおりにすると、けものたちはみなげていきました。とらは、けものが自分じぶんおそれているとはづかなかったのです。

このはなしは、もともと家来けらいおう説明せつめいするためのたとえばなしでした。「あの将軍しょうぐんおそれられているのは、そのひとちからではなく、おうさまのぐんあずかっているからです」——そうつたえるためのたとえです。

出典しゅってんの『戦国策せんごくさく』は、戦国時代せんごくじだい遊説ゆうぜいいえ弁論べんろんくにごとにまとめた書物しょもつで、このはなしは「」のまきえます。ひとうごかすために、たとえばなしがどれほど使つかわれたかがかります。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——動物どうぶつてくる故事成語こじせいごおおく、塞翁が馬井の中の蛙もそうです。生物せいぶつでは、その動物どうぶつたちの本当ほんとうらしをあつかっています。
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