四十二
東 海 道 ・ 掛 川 宿
城下町であり、塩の道と交わる町。遠くには秋葉山が見えます。
いまのことば
掛川は東海道の二十六番目の宿場。
広重の題は「秋葉山遠望」。
もう一つの参詣道
秋葉山は火の神を祀る山として信仰を集めました。江戸は火事の多い町でしたから、火を防ぐ神への参詣は切実な願いでした。川崎の大師、藤沢の江の島、そして掛川の秋葉山。
掛川は城下町でもあり、塩の道とも交わりました。日坂のところで触れたとおり、日坂は小さく、掛川は大きい。峠の宿と城下の宿では、役割が違います。
宿場の大きさを決めるのは、街道だけではありません。城下町か、港か、参詣道の分かれ目か、難所の前後か。この連載を読み進めると、宿場が大きくなる条件が見えてきます。
考えてみよう
- 問一宿場が大きくなる条件を、この連載から四つ書き出してみましょう。
- 問二火の神を祀る神社が近くにないか調べてみましょう。
- 問三塩が内陸へ運ばれる道筋を地図で考えてみましょう。
答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。
豆知識——秋葉山へ向かう道は「秋葉街道」と呼ばれました。東海道は一本の道ではなく、いくつもの道が交わる網の一部) でした。