だれでも意味・例文無料会員音声・アプリ・プリント無料会員になる →使える範囲 →
英検準1級に向けた文法の復習は、主張の強さ・長い文の修飾・原因と結果を20項目で整理して進めましょう。表のオリジナル例文と練習10問で、読むときの意味を確かめ、要約・論述へつなげます。
| 復習の目安 | 形 | オリジナル例文 | 訳 | 見るところ |
|---|---|---|---|---|
| 過去完了と前後関係 | had+過去分詞 | The council had consulted residents before it approved the plan. | 議会は計画を承認する前に住民に意見を聞いていました。 | 承認より前の相談を示す |
| 受け身と情報の焦点 | be+過去分詞 | The proposal was revised after a public discussion. | 提案は公開討論の後に修正されました。 | 修正される提案を文の主題にする |
| 過去についての推量 | may+have+過去分詞 | The closure may have affected small businesses. | 閉鎖は小規模事業者に影響したかもしれません。 | mayが示す可能性を保つ |
| 現在と異なる仮定 | If+過去形、would+原形 | If public transport were cheaper, more commuters would use it. | 公共交通がもっと安ければ、通勤者がさらに多く利用するでしょう。 | 現在についての仮定と結果を結び付ける |
| 過去と異なる仮定 | If+had+過去分詞、would have+過去分詞 | If the city had improved drainage, the damage would have been smaller. | 市が排水を改善していれば、被害はより小さかったでしょう。 | 過去の条件と過去の結果を仮定する |
| 完了不定詞 | to have+過去分詞 | The researcher appears to have identified a new pattern. | 研究者は新しいパターンを見つけたようです。 | 見つけた時点は今の判断より前 |
| 名詞を説明する分詞 | 名詞+過去分詞などのまとまり | The evidence collected during the trial supports the proposal. | 試験期間中に集められた証拠は、その提案を裏付けています。 | 主語evidenceと動詞supportsを見つける |
| 完了の分詞構文 | Having+過去分詞、主語+動詞 | Having reviewed the results, the team adjusted its strategy. | 結果を検討した後で、チームは戦略を調整しました。 | 検討と調整の主体はthe teamで共通 |
| 補足説明の関係詞 | 名詞、which+文 | The new fund, which supports local projects, was established in April. | 新しい基金は地域の企画を支援するもので、4月に設立されました。 | コンマの説明と文全体の骨組みを分ける |
| 関係詞と前置詞 | 名詞+前置詞+which | The conditions under which the data were collected varied. | データが集められた条件はさまざまでした。 | under whichの先行詞はconditions |
| 関係代名詞what | what+主語+動詞など | What the study reveals could inform future decisions. | 研究が明らかにすることは、将来の判断に役立つ可能性があります。 | What以下全体が主語で、couldは可能性 |
| 間接疑問whether | whether+主語+動詞 | The debate concerns whether the policy is fair. | その議論は政策が公平かどうかに関わっています。 | whether以下を一つの論点として読む |
| 名詞の内容を説明するthat節 | fact・ideaなど+that+文 | The fact that demand is growing matters to planners. | 需要が増えているという事実は、計画担当者にとって重要です。 | that節の内容をfactがまとめる |
| 形式主語と評価 | It is+形容詞+that+文 | It is essential that communities have access to reliable information. | 地域の人々が信頼できる情報を入手できることは不可欠です。 | 評価と評価対象の内容を区別する |
| 譲歩 | although+文 | Although the scheme is costly, it may provide lasting benefits. | その制度は費用がかかるものの、長く続く恩恵をもたらすかもしれません。 | 費用と恩恵を対比し、mayの強さを保つ |
| 条件と範囲 | as long as+文 | The service can expand as long as sufficient staff are available. | 十分な職員を確保できる限り、そのサービスは拡大できます。 | 拡大が成り立つ条件を読む |
| 原因と結果 | so+形容詞+that+文 | The instructions were so clear that everyone completed the task. | 指示がとても明確だったので、皆が作業を終えました。 | 程度が結果につながる形 |
| 相関比較 | The+比較級、the+比較級 | The more carefully we plan, the fewer resources we waste. | 注意深く計画するほど、無駄にする資源が減ります。 | 二つの変化を関連付ける |
| 数量表現と一致 | a number of+複数名詞+複数動詞 | A number of local groups support the initiative. | いくつもの地域団体がその取り組みを支持しています。 | a number ofは複数の団体を表す |
| 対象の範囲 | some・many・most+複数名詞 | Some residents prefer flexible work arrangements. | 一部の住民は柔軟な勤務形態を好みます。 | someの範囲を保って読む・要約する |
この表は文法の復習と活用のための目安です。文の骨組みを捉え、情報源・対象の範囲・可能性・条件を読み取りましょう。
出典:日本英語検定協会「準1級の過去問・試験内容」。級の説明からの引用:「およそ大学中級程度とされています。」https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/index.html
1. 長い主語と、論点を表す節をまとめる
The fact that demand is growing matters to planners.では、The fact that demand is growing全体が主語、mattersが述語の動詞です。that節はfactの内容を示します。関係詞で加わる説明もまとまりとして読み、文の主語と動詞をつなぎ直しましょう。may・could・someなどは、書き手の主張の強さや対象を読む手掛かりです。
文法の形を確認したら、意味を保って短い文に言い換え、その形を自分の文で使う練習に進みます。
出典:文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編』本文35〜36頁。引用:「意味のある文脈でのコミュニケーション」。文法の活用に関する説明
2. オリジナル練習10問で意味と形を確かめる
1〜9は空欄に入る最も適切なもの、10は原文の意味を保つ言い換えを、1〜4から一つ選びます。選んだ理由を説明してから、解答を開きましょう。
問題1
The report may ( ) some readers because its terms were unfamiliar.
- confusing
- have confused
- has confused
- confuses
解答例を見る
正解:2(have confused)
may+have+過去分詞で、過去の出来事について可能性を示します。
訳:その報告書は用語がなじみの薄いものだったため、一部の読者を戸惑わせたかもしれません。
問題2
Having ( ) the feedback, the committee revised its proposal.
- reviewing
- review
- reviewed
- reviews
解答例を見る
正解:3(reviewed)
Having+過去分詞で、主節より前に終えた動作をまとめます。検討する人はthe committeeです。
訳:意見を検討した後で、委員会は提案を修正しました。
問題3
The evidence ( ) during the survey supports the argument.
- collecting
- collects
- collect
- collected
解答例を見る
正解:4(collected)
evidenceは集められる側です。collected during the surveyが主語を説明し、supportsが文全体の動詞です。
訳:調査中に集められた証拠はその主張を裏付けています。
問題4
The rules under ( ) the program operates are being revised.
- which
- whose
- what
- who
解答例を見る
正解:1(which)
under the rulesという関係を、前置詞+関係代名詞にして表します。
訳:その事業の運営の基準となる規則は改訂されています。
問題5
( ) the study suggests may influence future research.
- Which
- What
- Where
- That
解答例を見る
正解:2(What)
suggestsの対象を含め、「研究が示唆すること」を主語にするwhatを使います。
訳:その研究が示唆することは、今後の研究に影響するかもしれません。
問題6
The number of applications ( ) increased significantly.
- have
- are
- has
- were
解答例を見る
正解:3(has)
The numberが主語の中心で、単数として扱います。現在完了はhas increasedです。
訳:申請件数は大幅に増えました。
問題7
The more thoroughly we prepare, ( ) the discussion becomes.
- productive
- most productive
- more productive
- the more productive
解答例を見る
正解:4(the more productive)
The+比較級、the+比較級で、準備の程度と議論の生産性の変化を結びます。
訳:入念に準備するほど、議論はより実りあるものになります。
問題8
The researchers are examining ( ) the method is effective.
- whether
- what
- whose
- which
解答例を見る
正解:1(whether)
is effectiveの主語the methodと動詞がそろっています。効果的かどうかという論点をwhetherで導きます。
訳:研究者たちは、その方法が効果的かどうか調べています。
問題9
The plan was rejected last year. If the organizers had provided more evidence, it ( ).
- would approve
- would have been approved
- approves
- has approved
解答例を見る
正解:2(would have been approved)
過去と異なる結果を仮定し、計画が承認を受ける側なのでwould have been approvedです。
訳:計画は昨年却下されました。主催者がもっと証拠を示していれば、計画は承認されていたでしょう。
問題10
練習用の原文:Some towns may benefit from shared delivery services. 対象の範囲と可能性を保つ言い換えを選びましょう。
- Every town benefits from shared deliveries.
- Shared deliveries will benefit most towns.
- Shared delivery services could help some towns.
- No town can benefit from shared deliveries.
解答例を見る
正解:3(Shared delivery services could help some towns.)
someを一部の町という範囲で保ち、mayの可能性をcouldで表しています。
訳:共同配送サービスは一部の町に役立つ可能性があります。
3. 要約で範囲・可能性・条件を保つ
以下は文法を活用するためのオリジナルの短い読解素材です。可能性を示す語、対象の範囲、条件、誰の見解かを確かめて、一文にまとめてみましょう。
Some cities may reduce traffic by improving bus services. However, the benefits depend on reliable schedules and sufficient funding.
解答例を見る
Better bus services could ease traffic in some cities, provided that schedules are reliable and funding is sufficient.
原文のsome citiesとmayを、要約でも範囲と可能性として保ちます。後半の条件はprovided thatでまとめています。これは文法を使う練習用の短文で、試験の語数を再現した問題とは別のものです。
4. 4週間で読解・要約・論述へつなぐ
| 週 | やること |
|---|---|
| 1週目 | 1日5項目ずつ例文を読み、主語・述語と説明のまとまりを確認する |
| 2週目 | 1日2問ずつ解き、正答の理由と全文の意味を説明する |
| 3週目 | 短い文章を読み、対象の範囲・可能性・条件を保って一文にまとめる |
| 4週目 | 一つの論点について主張と理由を書き、文法の形と意味の対応を見直す |
4週間は復習計画の一例です。理解した項目と試験までの日数に合わせて調整し、難しい形は伝えたい意味が明確になる場面で使いましょう。