だれでも意味・例文無料会員音声・アプリ・プリント使える範囲 →
英検2級の面接で聞かれる質問は4つ。No.1はパッセージ、No.2は3コマのイラスト、No.3とNo.4は自分の意見です。そしてイラストには「20秒の準備時間」があります。この20秒は公式の試験内容の表には書かれておらず、協会が公開しているサンプルの問題カードを見て初めて分かります。以下は公式に公開されている資料から読み取れることだけを整理しました。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「2級の試験内容・過去問」(2026年9月9日確認)
No.1からNo.4まで、順番と種類は決まっている
協会の試験内容の表では、2級の二次試験は音読1つと質問4つで、内訳は「パッセージについての質問」1問、「3コマのイラストの展開を説明する」1問、「カードのトピックに関連した内容について自分の意見などを述べる」1問、「日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる」1問とされています。
協会が「バーチャル二次試験」の2級のページで公開しているサンプルの問題カードでは、次の並びでした。
| 番号 | 問われること |
|---|---|
| No.1 | 音読したパッセージについての質問 |
| No.2 | 3コマのイラストの展開(20秒の準備時間あり) |
| No.3 | ある意見について、自分はどう考えるか |
| No.4 | 世の中の一般的な事柄について、自分の意見 |
準2級では質問が5問でしたが、2級では4問に減ります。そのぶん一問あたりに求められる分量が増えます。試験時間は準2級の約6分から約7分になります。
なお、公式のサンプルに載っている英文そのものは協会の資料ですので、この記事には転載しません。実物は下記のリンクから、どなたでも無料でご覧いただけます。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「英検バーチャル二次試験」(2級のページにサンプルの問題カードがあります。2026年9月9日確認)
No.1 — パッセージについての質問
最初の質問は、直前に自分が音読した60語程度のパッセージについてです。サンプルでは「パッセージによれば〜」という形で問われていました。
ここは、4問のなかで唯一、答えの材料が手元にある質問です。パッセージに書かれている内容が問われるので、目で追えば答えは見つかります。落とすとすれば、内容の理解ではなく、質問の英語が聞き取れなかった場合です。
答えるときは、問われた形に合わせて文を組み直します。カードの文をそのまま読み上げると、主語や時制が問いと合わないことがあります。
No.2 — 3コマのイラスト。20秒の準備時間がある
2問目が、2級でいちばん大きく変わるところです。協会の表の記述は「3コマのイラストの展開を説明する」。
そして、サンプルの問題カードには「You have 20 seconds to prepare.」という指示がありました。つまり、説明を始める前に20秒の準備時間が与えられます。これは公式の試験内容の表には書かれておらず、サンプルカードを見て初めて分かることです。
20秒は、話す内容を全部組み立てるには短く、何もしないには長い時間です。ここで何をするかを決めておくと、当日の20秒が変わります。当社では、3つのコマそれぞれについて「誰が」「何をした」を一つずつ決めることをおすすめしています。これは協会の指示ではなく、当社の指導上の考え方です。
説明そのものでは、話の順序をつなぐ言い方が要ります。まず何があって、次にどうなって、その結果どうなったか。絵に描かれていることを1コマずつ律儀に描写しても、話としてはつながりません。コマとコマの間で何が起きたのかを補って言うところに、この課題の性質があります。
なお、同じ「20秒の準備」の指示は、準2級プラスのサンプルにもありました。準2級と3級のサンプルには、この指示は記載されていませんでした。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容・過去問」(2026年9月9日確認)
No.3 — ある意見について、自分はどう考えるか
3問目からは意見です。サンプルでは「〜と言う人がいます。あなたはどう思いますか」という形で問われていました。
ここには決まった正解がありません。評価されるのは意見の正しさではなく、応答内容・語彙・文法・語法・情報量です。賛成でも反対でも構いません。
ただし、2級では「述べる」という書き方に変わります。準2級の「質問に答える」から、「自分の意見などを述べる」へ。一文で答えて終わりではなく、理由を添えるところまでが求められている、と読めます。
準備としては、立場を先に言い、理由を一文足す。この2文の形を決めておけば、話題が変わっても使えます。
No.4 — 世の中の一般的な事柄について
最後の質問は、公式の表では「日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる」となっています。サンプルでも、社会で起きていることについて考えを問う形でした。
準2級では「日常生活の身近な事柄についての質問に答える」でした。2級では「一般的な事柄に関する自分の意見」に変わります。自分の周りのことから、世の中のことへ——ここが変わり目です。
知らない話題が来ることもあります。そのときに黙ってしまうのがいちばん不利です。評価の観点には「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」と「情報量」が挙げられています。知らなくても、立場を決めて理由を言う。それができれば内容としては成立します。
練習用の例(当社が作ったもの)
公式の問題は転載できませんので、同じ形になるように当社で作った例を挙げます。本番の問題ではありません。
| 問われ方(当社作成の例) | 答え方の形 |
|---|---|
| パッセージによれば、なぜ〜なのですか | 問われた形に合わせて一文で |
| 3コマの絵の展開を説明してください | One day 〜. / Later 〜. / That evening 〜. と場面ごとに |
| 〜と言う人がいます。どう思いますか | I agree. / I disagree. のあとに理由を一文 |
| 今日、多くの人が〜しています。あなたはどう思いますか | 立場を先に、理由を一文、必要なら例をひとつ |
用意するのは、この4つの型だけです。問題を数多くこなすより、型を口が勝手に出るところまで繰り返すほうが、当日に効きます。
準2級から何が増えたか
準2級を受けたことがあれば、増えた点だけを押さえるのが早道です。
| 準2級 | 2級 |
|---|---|
| 音読は50語程度 | 音読は60語程度 |
| イラストは2枚・2問(行動と状況) | イラストは3コマ・1問(20秒の準備あり) |
| 質問は5問 | 質問は4問 |
| 「質問に答える」 | 「自分の意見などを述べる」 |
| 日常生活の「身近な」事柄 | 日常生活の「一般的な」事柄 |
| 約6分 | 約7分 |
問題数が減って時間が延びる、というのがいちばんの変化です。一問あたりに話す量が増えるということですから、短く正確に答える練習だけでは足りなくなります。
そして、イラストが「1枚の絵の描写」から「3コマの話の説明」に変わります。ここは準2級までの延長ではありません。準2級プラスも同じ形ですので、順に上がる場合はそこで一度慣れることになります。
ひとつ上の準1級では、イラストが4コマになり、準備1分・ナレーション2分と時間が明記され、音読そのものが無くなります。2級の3コマは、その手前にあたる課題だと分かります。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準1級の試験内容・過去問」(2026年9月9日確認)
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「試験日程」(2026年度第2回の二次試験は11月8日・11月15日。2026年9月9日確認)
当日の順番も公表されている
2級の二次試験は、入室から退室まで13の手順として協会が公開しています。入室、面接カードを渡す、着席、氏名と級の確認と挨拶、問題カードを受け取る、パッセージの黙読20秒、音読、No.1、No.2の考慮時間20秒、イラストの展開説明(No.2)、問題カードを裏返す、No.3とNo.4、問題カードを返して退室、という流れです。
展開説明の言い出し部分は、問題カードに印刷されています。ここから続けて話し始めることになります。カードを裏返す指示のあとは、見ずに答えます。
面接中はメモ・写真撮影・録音のいずれも禁止と明記されています。退室後は控室に戻らず、待機中の受験者と話さずに退場するとも書かれています。
士心塾の方法
勉強してから受けるのではなく、先に受験日を決めます。日付が決まると、子どもは自分から机に向かいます。次の受験が半年後だと熱は続かないので、間隔を空けません。受かったら、すぐ次を決める。落ちても、すぐ次を決める。1対1で週240分(120分×2回、または240分×1回)、曜日と時間を固定して、次の受験日から逆算して進めます。
士心塾の授業で使っている単語と例文(5級〜準1級・10,160語)を、音声・録音とテストのアプリ・印刷用プリントつきで公開しています。アプリとプリントは無料会員登録でお使いいただけます。英検 無料教材の全体/3級の単語一覧/準2級の単語一覧/2級の単語一覧
