📖 GUIDE 21 / 応用ガイド

読書感想文を、1年間で上達させる方法

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📂 基本ガイド

📌 このページでわかること

夏休みだけでは上達しにくい

読書感想文は、多くの場合、夏休みに一度だけ書きます。年に一度では、前に書いたときの感覚を忘れてしまいます。

さらに、夏休みは期限が迫った状態で書くことが多く、じっくり考える時間がとれません。この状態を毎年くり返すと、いつまでも「苦手なもの」のままになります。

書く力は、短いものを何度も書くほうがつきます。

1年間の進め方

新学年が始まる春から始めると、夏までに十分な時間があります。

時期やること
4月〜6月読書記録をつける(1冊3行)
6月〜7月3行の記録を、200字に広げる練習
7月〜8月本を選び、感想文を書く
9月〜3月記録を続け、時々200字を書く

夏の前に、短い文章を書くことに慣れておくのが要点です。

ステップ1:3行の記録から始める

1冊読んだら、次の3つを書きます。

これだけです。1冊5分もかかりません。これが感想文の材料になります。

ステップ2:3行を200字に広げる

慣れてきたら、3行のうち1つを選んで200字に広げます。

3行の記録: 主人公が友達をかばう場面。自分にはできないと思った。

200字に広げたもの: 主人公が、自分も怖いのに友達をかばう場面が心に残りました。相手のほうが体も大きく、勝てないと分かっているのに前に出ます。私だったら、きっと動けなかったと思います。去年、友達がからかわれているのを見たとき、何も言えませんでした。あのとき声を出せていたら、主人公と同じ気持ちを味わえたのかもしれません。

広げるときのコツは、場面をくわしく書き、自分の経験を足すことです。

ステップ3:200字を月に1回書く

月に1回、200字を書きます。年間で12本になります。

12本書いていれば、夏休みの感想文は「いつもやっていることを長くするだけ」になります。ゼロから始めるのとは、負担がまったく違います。

上達が分かる形で残す

書いたものを、日付順にファイルにとじます。捨てずに残します。

半年後に読み返すと、自分の変化が見えます。

悪い例: 書いたものを提出して手元に残さず、去年より上達したか分からない。

良い例: 1年分をとじておき、4月に書いたものと12月に書いたものを読み比べる。

保護者ができること

親が手伝えるのは、書くことではなく、続く仕組みを作ることです。

直したくなりますが、誤字と原稿用紙の使い方以外は、直さないほうが続きます。「ここが面白かった」と伝えるほうが、次を書く気持ちにつながります。

よくある質問

Q. 毎月書くのは負担ではありませんか。 A. 200字は原稿用紙半分です。慣れれば15分ほどで書けます。夏に一度だけ4枚書くほうが、負担としては大きくなります。

Q. 同じ本について何度書いてもよいですか。 A. かまいません。時期をおいて読み返すと、感じ方が変わっていることに気づけます。それ自体が発見になります。

Q. 学校の宿題ではないのに続きますか。 A. 続けるには、時間を決めることが必要です。「毎月第一日曜日」のように日を決めると、習慣になりやすくなります。

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— CCN 寺子屋より

読書感想文は、文章の上手さを
競う宿題ではありません。

本を読んで心が動いたことを見つけ、自分の経験や考えとつなげ、自分の言葉で表現する練習です。

CCN 寺子屋では、読書感想文を通して、子どもたちの 考える力・言葉にする力・伝える力 を育てることを大切にしています。完成した文章の上手さよりも、考えた過程を大切にしてあげてください。

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