📌 このページでわかること
- 読書を習慣にする3つの条件
- 1日の読書時間の目安
- 続かないときに見直すところ
- 本の選び方
- 記録の残し方
読書が習慣になる3つの条件
読書を続けるには、意志だけでは足りません。次の3つがそろうと続きやすくなります。
- 時間が決まっている:いつ読むかが決まっている
- 本が手元にある:探すところから始めない
- 量が少ない:1日10分から始める
このうち一つでも欠けると、続かなくなります。続かないときは、どれが欠けているかを確かめます。
ステップ1:読む時間を決める
「時間があるときに読む」では、時間は空きません。1日のどこで読むかを決めます。
続きやすいのは、毎日必ずある時間の前後です。
- 寝る前の10分
- 朝食の後
- 帰宅してすぐ
寝る前は、画面を見る時間を読書に置きかえられるという利点もあります。
ステップ2:本を手の届く場所に置く
読む時間になってから本を探すと、その時点でやめてしまいます。
読む場所の近くに本を置きます。寝る前に読むなら枕元、朝に読むなら食卓の横。次に読む本も一緒に置いておくと、読み終わってすぐ次に進めます。
ステップ3:1日10分から始める
最初から30分や1時間を目指すと、できなかった日に「今日もできなかった」と感じます。
10分なら、忙しい日でも確保できます。10分読んで面白ければ、自然と長くなります。大切なのは、毎日開くことです。
本の選び方
習慣づけの段階では、「読みたい本」を優先します。
- 好きなジャンル
- 短めの本
- 続きが気になる本
- 一度読んだことのある本
名作でも、興味がなければ続きません。読書量が増えてから、幅を広げれば十分です。
悪い例: 「ためになる本を読みなさい」と難しい本を渡され、3ページで止まる。
良い例: 興味のある分野の薄い本から始め、読み終えた達成感で次の本に進む。
続かないときに見直すところ
1週間続かなかったら、次の順に見直します。
- 時間が決まっているか → 決まっていなければ決める
- 本が手元にあるか → なければ置き場所を作る
- 量が多すぎないか → 10分に減らす
- 本が合っているか → 面白くないなら途中でやめてよい
最後の点は大切です。最後まで読まなければいけない、と思うと、合わない本で止まったときに読書そのものが止まります。合わない本はやめて次に行きます。
記録の残し方
読んだ本を記録すると、続きやすくなります。積み上がったものが目に見えるためです。
記録は簡単にします。
- 日付
- 題名
- 読んだページ数か時間
感想は書かなくてかまいません。感想を書くことを義務にすると、記録そのものが負担になります。
読書感想文とのつながり
日ごろ読んでいる子は、感想文を書くときに困りにくくなります。理由は2つあります。
- 本を選ぶことに慣れている
- 「心に残った場面」を意識する習慣がある
夏休みに慌てて1冊読むより、1年を通して読んでいるほうが、書くときの材料が多くなります。
よくある質問
Q. マンガや絵本でもよいですか。 A. 習慣づけの段階では、読む時間を確保することが目的なのでかまいません。慣れてきたら、少しずつ文字の多い本も混ぜていきます。
Q. 読むのが遅いのですが、大丈夫ですか。 A. 速さは問題ではありません。10分で1ページでも、毎日開いていれば習慣になります。速さは読む量が増えるにつれて自然と変わります。
Q. 親が読み聞かせを続けてもよいですか。 A. かまいません。自分で読む力とは別に、聞いて理解する力も育ちます。子どもが求める間は続けてよいものです。