📌 このページでわかること
- 感想文以外の4つのまとめ方
- 紹介カードの書き方
- 帯とPOPの作り方
- 物語マップの作り方
- どの方法を選ぶかの目安
長い文章だけが、まとめ方ではない
読書感想文は原稿用紙に書くものですが、本の内容をまとめる方法はほかにもあります。
長い文章が苦手な子でも、次の方法なら取り組めることがあります。そして、どの方法でも「心に残った場面」と「なぜそう思ったか」を考える点は同じです。
方法1:紹介カード
はがきくらいの大きさのカードに、次を書きます。
- 題名と作者
- どんな話か(1〜2文)
- 心に残った場面(2〜3文)
- おすすめしたい人
文章量は100字ほどです。1枚5分で書けます。
読んだ本の分だけたまっていくので、続けると自分の読書の記録になります。
方法2:本の帯を作る
本屋の本についている帯を、自分で作ります。
細長い紙(幅8cmほど)に、次を書きます。
- キャッチコピー(10字以内)
- 本の中身をひとこと(30字以内)
- 「こんな人におすすめ」(20字以内)
短い言葉に収めるには、本の中心が何かを考える必要があります。長く書くより難しい面もありますが、短いぶん取りかかりやすくなります。
悪い例: 「とても面白い本です」— どの本にも当てはまり、中身が伝わらない。
良い例: 「一言も話さない主人公が、最後に言った言葉。」— 読みたくなる。
方法3:POPを作る
書店で本の横に立っている紹介カードです。A5くらいの紙に、絵と文字を組み合わせます。
- 大きな文字で目を引く言葉
- 短い紹介文
- イラストや色を使う
見た目で伝えるので、絵を描くのが好きな子に向いています。文字は少なくてかまいません。
方法4:物語マップ
物語の流れを、図にします。
- 横に時間の流れを書く
- 出来事を順に並べる
- 主人公の気持ちを線で表す(上向きは前向き、下向きは沈んだ気持ち)
気持ちの線が大きく動いたところが、その物語の山場です。感想文で書くべき場面が、図から見つかります。
どれを選ぶか
| こんなとき | 向いている方法 |
|---|---|
| 短時間で終わらせたい | 紹介カード |
| 言葉を選ぶのが好き | 帯 |
| 絵を描くのが好き | POP |
| 話の流れを整理したい | 物語マップ |
| 感想文を書く前の準備 | 物語マップ → 紹介カード |
感想文の前段階としても使える
これらは感想文の代わりになるだけでなく、書く前の準備にもなります。
物語マップで山場を見つけ、紹介カードで100字にまとめ、それを広げて感想文にする。この順番なら、いきなり原稿用紙に向かうより進みます。
家庭でできること
親ができるのは、材料を用意することと、できたものを読むことです。
カード、細長い紙、色ペン。これが手元にあると、始めやすくなります。
できたものは、直さずに読みます。「短くまとまってるね」「この言葉いいね」と、具体的に伝えます。文章の正しさより、伝えようとしたことを見ます。
よくある質問
Q. 学校の宿題として提出できますか。 A. 提出できる形式は学校によって決まっています。先生に確認してください。宿題が感想文の場合は、これらを準備として使い、最後に感想文にまとめます。
Q. 絵が苦手でもPOPは作れますか。 A. 作れます。絵の代わりに、文字の大きさや色を変えるだけでも成立します。四角や線などの簡単な図形でも十分です。
Q. どれくらい時間がかかりますか。 A. 紹介カードは5分、帯は10分、POPは30分、物語マップは20分が目安です。感想文(原稿用紙3〜4枚)より短時間で終わります。