📌 このページでわかること
- 読書感想画は何を描くものか
- 描く場面の選び方
- 構図の決め方
- 色で気持ちを表す方法
- 描き始める前の下準備
読書感想画とは
読書感想画は、本の場面をそのまま写す絵ではありません。
本を読んで心が動いたところを、絵で表すものです。文章で書くか、絵で描くか。方法が違うだけで、伝えたいことは読書感想文と同じです。
大切なのは、次の2つです。
- 心に残った場面を選ぶこと
- そのとき自分が感じたことが、絵から伝わること
上手に描けるかどうかより、この2つがそろっているかが大切です。
ステップ1:心に残った場面を選ぶ
まず、本の中で一番心が動いた場面を1つ選びます。
読み終わったあと、次の質問に答えてみましょう。
- どの場面が、目に浮かぶか
- どの場面で、はっとしたか
- どの場面を、誰かに伝えたいか
表紙に描かれている場面や、あらすじの中心になる場面を選ぶ必要はありません。自分の心が動いたところを選びます。
ステップ2:その場面の「何」を描くか決める
場面が決まったら、その中の何を描くかを決めます。同じ場面でも、選び方でまったく違う絵になります。
- 登場人物の表情
- 手や足など、体の一部
- そのとき目に映っていたはずのもの
- 場所の様子
たとえば、勇気を出した場面なら、人物の顔を大きく描く方法があります。同じ場面でも、にぎりしめた手だけを大きく描くと、緊張が伝わります。
ステップ3:構図を決める
紙のどこに、何を、どのくらいの大きさで置くかを決めます。
いちばん伝えたいものを大きく、真ん中の近くに置きます。小さく描くと、見る人の目が行きません。
紙の全部をうめる必要はありません。何も描かない部分があると、描いたところが目立ちます。
ステップ4:色で気持ちを表す
色は、気持ちを伝える手がかりになります。
- 明るい気持ちの場面:黄色、うすい緑、水色
- 静かな気持ちの場面:青、灰色、うすい紫
- 強い気持ちの場面:赤、濃い色
本に書かれているとおりの色にしなくてもかまいません。夜の場面でも、うれしい気持ちなら明るい色を使ってよいのです。
一つの絵に使う色を3〜4色に絞ると、伝えたいことがはっきりします。
悪い例: 全部の色を少しずつ使って、どこを見てほしいのか分からなくなる。
良い例: 青を中心に使い、伝えたい人物だけを赤にする。目が自然にそこへ行く。
ステップ5:下描きをしてから描く
いきなり色をぬり始めると、あとで直せません。
まず、うすいえんぴつで下描きをします。位置と大きさが決まってから、色をつけます。下描きの線は、あとで消すか、絵の一部として残すかを決めます。
描き終わったら
絵の裏か、別の紙に、次のことを書いておきます。
- 本の題名と作者
- 描いた場面
- なぜその場面を選んだのか
提出のときに必要になることが多く、後から思い出そうとすると忘れています。描き終わったすぐに書いておきます。
よくある質問
Q. 絵が上手ではないのですが、大丈夫ですか。 A. 読書感想画は、絵の上手さを見るものではありません。心が動いた場面が伝わることのほうが大切です。人物が描きにくければ、その場面にあったものだけを描く方法もあります。
Q. 表紙の絵をまねしてもよいですか。 A. 表紙をまねすると、自分が感じたことが入りません。自分が心に残った場面を、自分で考えて描きます。
Q. 親がどこまで手伝ってよいですか。 A. 画材の準備や、場面を選ぶときに話を聞くのはよいサポートです。ただし、構図を決めたり描いたりするのは本人にします。