はもの焼き物とは?
京都市、中丹地域、丹後地域などで食べられる料理です。はもは、あたたかい海流の影響を受ける海にすみ、丹後の海でも年に数トン水あげされています。ただ、京都で食べられているはもの多くは、瀬戸内海や玄界灘でとれたものです。
| 都道府県 | 京都府 |
|---|---|
| 地方 | 近畿地方 |
| 伝わる地域 | 京都市、中丹地域、丹後地域 |
| 季節 | 初夏から盛夏、秋 |
| 主な食材 | はも |
はもは、うなぎやあなごに似た姿で、大きなものは2m近くになることもあります。大物は、生まれてから10年以上たっているといわれます。昼間は砂や泥の底や、岩の穴にひそみ、夜に活動して、魚やエビ、カニなどを食べます。口にはするどい歯がならんでいて、気性も荒く、水あげされたあとも、はげしく動きまわってかみついてくることがあります。
見た目とはちがって、身は美しい白身で、淡白な味わいです。
はもは、小骨が多く、調理に手間がかかります。それでも京都に根づいたのは、生命力が強いはもなら、遠くから、生きたまま京都まで運んでこられたからだといわれています。
旬は、初夏から盛夏、秋にかけて。調理に手間がかかるので、家で作ることは少なく、飲食店で食べるのがふつうです。
国の重要無形民俗文化財で、ユネスコの無形文化遺産でもある「祇園祭」(7月1日から31日の伝統行事)は、「はも祭り」ともよばれ、行事食として、はも料理がふるまわれます。
主役は、はも1本。しょうゆ、酒、みりんのたれで味をつけます。下の表は、農林水産省の作り方の材料を、わたしたちが分け方を変えてまとめたものです。
| 主な材料 | |
|---|---|
| はも(骨切りしたもの) | 1枚 |
| 調味料・たれ | |
| たれ(こいくちしょうゆ4:酒5:みりん1) | 大さじ6 |
しょうゆ味のたれにつけて照り焼きにしたり、塩焼きにしてから食べます。ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにも合います。はもの身はうすいので、強火で焼くとぱさぱさになってかたくなります。焼きかげんに注意が必要です。
料亭や割烹などで出され、「はもの焼き物」「はもしゃぶ」「はもずし」など、はもづくしのコースを用意しているお店もあります。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。