座り続けることの影響は、示されている
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」には、座って過ごす時間が長いことについて、次のように示されています。
身体活動不足と長い座位時間は、2型糖尿病や運動器の障害などの健康リスクを高めるとともに、腰痛や肩こり、頭痛につながりやすく、仕事のはかどり方にも影響する可能性がある。
「運動していないこと」と「座り続けていること」は、別のこととして書かれています。ここが要点です。
運動しているから大丈夫、とはならない
週に何回か運動していても、残りの時間をずっと座って過ごしていれば、座位時間そのものは長いままです。
まとめて動く時間をつくることと、座り続けを切ることは、別々に考える必要があります。
冬は、座る時間が長くなりやすい
寒い、日が短い、外の用事が減る。冬はこの3つが重なります。買い物も配達で済ませられるようになり、家から出ない日が生まれます。
夏と同じ生活をしているつもりでも、立っている時間と歩いている時間は、季節によって変わります。
切るのは、短い時間でよい
同じガイドでは、職場の環境を変えた事例として、座っている時間が1日あたり約40分減り、立ったり歩いたりする低い強度の身体活動が1日あたり約24分増えた、という報告が紹介されています。
特別な運動ではありません。立つ、歩く、それだけの積み重ねです。
きっかけを、部屋の用事と重ねる
冬は換気のために窓を開ける必要もあります。1時間に1回窓を開けると決めておけば、そのたびに立ち上がることになります。
「運動しよう」と決めるより、もともとやることに重ねるほうが続きます。
体重より、まず時間を見る
冬に体調が変わったとき、食べた量だけを振り返ることが多いものです。けれど、座っていた時間は記録に残りません。
1日のうち、続けて座っていた時間がどれくらいあったか。まずそこを見てみると、思っていたより長いことに気づきます。
🧒 子どもの学びに、どう活かす?
子どもの冬休みも、家にいる時間が長くなります。勉強も遊びも座ったままになりがちです。
1時間に1回、窓を開ける役をお願いしてみてください。換気と、座り続けを切ることが、同時にできます。
今日から試せる、3つのこと
- 続けて座っていた時間を、1日だけ数えてみる
- 1時間に1回は立ち上がる用事をつくる
- 運動の有無とは別に、座位時間を見る
冬に変わるのは、食べる量だけではありません。動かない時間の長さも、静かに変わっています。
ご利用にあたって
本記事は一般的な情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。必要な水分量には個人差があり、持病や服薬の内容によって制限がある場合もあります。心配な場合は、自己判断せず医師など専門家にご相談ください。