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二十六

東 海 道 ・ 袋 井 宿

江戸からかぞえても二十七番目。きょうからかぞえても二十七番目。五十三の宿場しゅくばの、ちょうどなかです。

いまのことば

袋井ふくろいは東海道の二十七番目の宿場。
五十三次の中間点ちゅうかんてんにあたる。

まん中は、あとから生まれた

五十三の宿場しゅくば江戸えどからかぞえると、袋井ふくろいは二十七番目。きょうからかぞえても、五十三から二十七をいて一をせば、やはり二十七番目。どちらからかぞえてもおなかずになる宿場しゅくばは、ここだけです。

ところが面白おもしろいことに、袋井ふくろい最初さいしょから宿場しゅくばだったわけではありません。はじめ掛川かけがわ宿しゅくつぎ見附みつけ宿しゅく浜松はままつ宿しゅくでしたが、掛川かけがわ見附みつけのあいだがながく、しかも中間ちゅうかん原野谷川はらのやがわがたびたび氾濫はんらんしてみちまりました。そこでほか宿場しゅくばよりすこおくれて、元和げんな二年(一六一六年)までに整備せいびされたのです。

つまり「まん中」は、計画けいかくしてつくられたのではありません。かわ氾濫はんらんという事情じじょうひと宿しゅくさせ、その結果けっか、たまたまかずなかおさまった。地図ちずうえのきれいな数字すうじうらには、たいてい事情じじょうがあります。

広重がこの宿しゅくあたえただいは「出茶屋でぢゃや」。出茶屋でぢゃやみちばたにした簡単かんたん茶屋ちゃやです。べつばんではだいが「名物めいぶつ遠州えんしゅうだこ」——体育たいいく凧揚たこああつかった、あのたこです。街道かいどう名物めいぶつは、その土地とちあそびでもありました。

考えてみよう

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——袋井ふくろいまわりには遠州三山えんしゅうさんざんをはじめ歴史れきしのある寺社じしゃ点在てんざいし、その門前町もんぜんまちとしてもさかえました。藤沢ふじさわおなじで、宿場しゅくばちから街道かいどうだけでまるものではありません。
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