士心塾の教育現場からお届けする「CCN Magazine WORKS」。今回は、ある生徒がプログラミングを通じてSDGs(持続可能な開発目標)に向き合った作品をご紹介します。デジタルツールで描く「地球の未来」:ある生徒がプログラミングで表現したSDGsへの挑戦士心塾では、単なる知識の習得にとどまらず、21世紀を生き抜く力、すなわち「自ら問いを立て、解決策を提示する力」を育むことを重視しています。今回ご紹介する動画は、2022年の「バレンタインチャレンジ」で発表された、ある生徒によるプログラミング作品です。1. データの可視化から始まる「自分事」としての課題解決動画の冒頭、生徒が制作したアニメーションが動き出します。そこに登場するのは、森を象徴するキャラクター「森チョコ」です。生徒はこのキャラクターを通じて、視聴者に森の現状を訴えかけます。特筆すべきは、1990年から2020年にかけての森林面積の推移をグラフで示した点です。「見てください。減ってる」という直感的な言葉とともに、100万ヘクタール単位で森林が失われていく現実をデータとして提示しました。
士心塾の教育哲学の一つに「結果がすべて」という言葉があります。これは決して冷徹な意味ではなく、自分の考えを形にし、相手に伝わる「成果物」として結実させることの重要性を説いています。この生徒は、漠然とした「環境破壊」という概念を、プログラミングという手段を用いて具体的なグラフとアニメーションに昇華させました。これは、情報の裏付けを取り、論理的に伝えるという、高度なリテラシーの現れです。2. 想像力を育むアニメーション:動植物の絶滅を危惧する視点次に動画が展開するのは、森がなくなった後の世界です。生徒はキツネやチョウが森から消えていく様子をアニメーションで表現し、「絶滅してしまいます」という強い警告を発しています。ここには、士心塾が大切にしている「シャドーイング」の精神が垣間見えます。
シャドーイングとは、他者の思考や優れた表現をなぞり、自分のものにしていくプロセスです。環境問題という大きなテーマに対し、先行する知識を自分なりに咀嚼し、キツネやチョウといった身近な存在の危機として再構築する。この「模倣から創造へ」というステップが、生徒の表現力を支えています。また、士心塾の「個別指導」は、生徒一人ひとりの関心を尊重します。この生徒して「紙の節約」というアナログで本質的な行動を導き出しました。「僕がこのテーマを選んだ理由は、自然が好きで、自然が減っていると聞いたので、調べたからです」動画の最後に添えられたこの言葉には、自発的な探究心のすべてが詰まっています。
士心塾では、このような「なぜ?」から始まる学びを、プログラミング、英語、算数といった多角的なアプローチで支援しています。
まとめ:表現することが、未来を変える第一歩になるわずか54秒の動画ですが、そこには「現状分析(グラフ)」「課題の深刻化(アニメーション)」「解決策の提示(節約)」という、プレゼンテーションの基本構成が見事に凝縮されています。