士心塾の教育哲学から紐解く、子どもたちが考える「エネルギーの未来」と21世紀を生き抜く力はじめに世界には約8億4000万人もの人々が、いまだに電気のない生活を送っているという現実があります。私たちが当たり前のように享受しているエネルギーの恩恵は、決して普遍的なものではありません。

士心塾では、こうした社会課題に対して子どもたちが主体的に向き合い、解決策を提示する取り組みを行っています。今回は、ある生徒が制作したSDGs(持続可能な開発目標)とプログラミングを掛け合わせた作品を通じ、士心塾が掲げる教育哲学とその実践の姿に迫ります。

結果がすべて:プログラミングという「目に見える成果」士心塾が大切にしている哲学の一つに「結果がすべて」という言葉があります。これは単にテストの点数を追求することではなく、自らの考えを形にし、他者に伝わる成果物として完結させる責任感を指します。

動画に登場する生徒は、Scratch(スクラッチ)を用いて、エネルギー問題について学ぶ教育用ゲームを制作しました。作品の冒頭では、チョコレートのキャラクターが「いま、ぼくたちの生活には、かならず、電気や、ガスがひつようだよね」と語りかけ、化石燃料の限界と再生可能エネルギーへの移行の必要性を説いています。この生徒が作り上げたのは、単なる知識のまとめではありません。「制限時間内にゲージを貯める」というゲーム性を盛り込み、太陽光、風力、水力といった再生可能エネルギーをクリックすることで得点が加算され、逆に化石エネルギーをクリックするとマイナスになるという動的な仕組みを構築しました。自分の考えをロジック(論理)に落とし込み、誰でも遊べる「ゲーム」という結果として出力する。このプロセスこそが、同塾が重視する「結果を出す力」の具現化と言えるでしょう。

シャドーイングと個別指導:思考の型から創造性へこうした高度なアウトプットを支えているのが、士心塾独自の学習メソッドである「シャドーイング」と「個別指導」です。

プログラミングにおいても、最初から全くのゼロで創造することは困難です。優れたコードや論理構成を「シャドーイング(模倣・反復)」し、その「型」を徹底的に自分の中に叩き込む。基礎が盤石になることで初めて、独自のアイデアを形にする自由度が生まれます。また、本作品の制作過程では、講師によるきめ細やかな個別指導が行われましたは、一方通行の講義ではなく、対話を通じて思考を深める個別指導の成果です。

21世紀を生き抜く力:社会課題を自分事化する最後に、士心塾が目指す究極のゴールは「21世紀を生き抜く力」の育成です。変化の激しい現代社会において、知識を蓄えるだけでは不十分です。複雑な社会課題(SDGs)を理解し、テクノロジー(プログラミング)を活用して、自分に何ができるかを考え、行動する力が求められています。

動画の結びで、その子はこう語ります。「一人一人がかわっていくことで地球をまもることにつながるよ」エネルギー問題を単なる遠い国の出来事として片付けるのではなく、自らの手で広報ツールを作り、周囲に働きかける。この主体性こそが、これからの時代を生き抜くための真の武器となります。

「すべての人が自分の個性を活かせる社会をつくる」── 子どもたち一人ひとりの作品には、その子だけの感性と挑戦の証が刻まれています。士心塾は、その個性が花開く瞬間を見守り続けます。

士心塾 YouTube チャンネル「ししんちゃんねる」

士心塾の生徒たちの作品を YouTube で公開しています。