カテゴリ:FOUNDER
出典章節:第0章「親元を離れ海外で孤独を経験する日々」
メタディスクリプション
15歳で親元を離れ、イギリス留学を経験した井本一志。言葉も通じず、親もいない異国の地で向き合った孤独と出来事から、教育における「捉え方」の大切さを考えます。
15歳で親元を離れた海外生活
右も左もわからない年齢での留学
高校1年生の時にイングランドの強豪校へ留学しました。
当時はまだ15歳。右も左もわからない年齢で、親元を離れ、異国の地で生活することになります。
今振り返っても、イギリス留学は素晴らしい経験だったと語っています。
しかし、その経験は楽しいことばかりではありませんでした。
日本ではなかなかできない経験
海外での生活は、文化も言葉も人間関係も、日本とは大きく異なります。
現地では、街中でアジア人であることもあってか、ゴミを投げつけられることがありました。
洋服のお店では盗みを疑われ、尋問されたこともありました。
日本にいればなかなか経験しないような出来事が、15歳の少年の日常に起きていたのです。
異国の地で直面した出来事
学生寮で起きたこと
留学生活の中では、学生寮でもさまざまな出来事がありました。
学生寮の友達がドラッグで逮捕されたこともあります。
さらに、毎日毎日、数ヶ月もの間、クローゼットが荒らされ続けました。
安心できるはずの生活空間でさえ、落ち着ける場所ではなかったことがうかがえます。
ホームステイ先から家出した経験
挙げ句の果てには、ホームステイ先から行く宛もなく家出してしまいます。
その結果、大勢の先生たちに捜索され、発見されました。多くの人に迷惑をかけ、親にも大きな心配をかけることになりました。
この出来事だけを切り取れば、失敗や迷惑と捉えることもできます。
しかし、人生の経験は、後になって別の意味を持つことがあります。
孤独の中で考え続けた日々
言葉も通じず、親もいない環境
15歳で、言葉も十分に通じない。親も近くにいない。
その環境の中で、井本はさまざまな出来事を経験しました。
何が起きているのか。どう理解すればよいのか。次にどう動けばよいのか。
そうした道筋を、無意識に求めながら日々悩み、生きていました。
自分で理解し、決断し、動く
親がそばにいれば、すぐに相談できたかもしれません。
日本にいれば、言葉や文化の壁に苦しむことも少なかったかもしれません。
しかし、異国の地では、自分で状況を理解し、自分で捉え、自分で決断し、動いていく必要があります。
その経験は、単なる留学経験ではありませんでした。
生きる力を問われる時間でもありました。
両親が授けてくれた「経験」という教育
心配をかけながらも得たもの
留学中の出来事は、親に大きな心配をかけるものでした。
それでも、井本は両親がこれ以上ない「経験」という貴重な教育を授けてくれたと振り返っています。
経験は、机の上だけでは得られません。
思い通りにいかないこと、理不尽に感じること、孤独を感じること。その中で、人は自分自身と向き合います。
経験が人を育てる
子供にとって、安心できる環境は大切です。
一方で、すべてを大人が先回りして取り除いてしまえば、子供が自分で考える機会は少なくなります。
井本の海外生活は、決して穏やかなことばかりではありませんでした。
しかし、その厳しさを含めて、後の人生につながる経験になりました。
捉え方次第で物事は変わる
社会人経験と一冊の本が与えた気づき
その後、井本は社会人となり、さらに荒波に揉まれます。
長時間労働、長時間通勤、社内政治でギスギスした人間関係、常にお金の問題に取り憑かれる日々。
人生は思い通りには進みません。理想があっても、現実はその真逆ということもあります。
そうした20年もの社会人経験と、「成功の実現」という生きる道筋を示してくれる本が、ある気づきを与えました。
それは、「すべての事象は自らがどう捉えるかによって変わる」ということです。
教育にもつながる大切な視点
物事は、捉え方次第でプラスにもマイナスにも向かいます。
この気づきは、井本が教育に従事し、子供たちを結果に導く過程において重要な要素になっていきました。
子供が失敗したとき。思うように結果が出ないとき。苦手なことに向き合うとき。
それを単なるマイナスとして終わらせるのか、それとも成長のきっかけとして捉えるのか。
大人の見方と関わり方によって、子供の未来の受け止め方も変わっていきます。
孤独と成長が教育の土台になった
苦しい経験を意味あるものに変える
海外生活での孤独や苦しい出来事は、その瞬間だけ見ればつらい経験です。
しかし、時間が経ち、社会人として多くの出来事を経験する中で、それらは人生を考える材料になっていきました。
何が起きたかだけでなく、それをどう捉えるか。
この視点は、教育においても大切です。
個性を活かす社会へ
すべての人が「自分の個性」を活かせる社会をつくる。
そのためには、子供一人ひとりの経験を、単純な成功・失敗だけで判断しないことが大切です。
孤独も、失敗も、悩みも、見方を変えれば成長の一部になります。
井本一志の海外生活での経験は、子供たちに向き合う上での大切な土台になっています。
それは、子供に結果だけを求める教育ではなく、経験を通してその子自身が成長していく教育へとつながっています。

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