🍳 食べ物・料理
重曹の量を変えて生地を焼き、ふくらみ方と味のちがいを調べます。
ホットケーキがふっくらするのは、生地の中に細かい気体のあわができるからです。このあわを出しているのが重曹(じゅうそう)で、正しくは炭酸水素ナトリウムといいます。熱を加えたり、酸性のものと出あったりすると、二酸化炭素を出します。その気体が生地の中に閉じこめられて、あなだらけのふんわりした形になります。入れる量を変えると、ふくらみ方だけでなく味も変わります。台所が実験室になる題材です。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 小麦粉 | 300g | 薄力粉 |
| 重曹 | 小さじ2程度 | 食用のもの |
| さとう | 60g | 全部同じ量にする |
| 牛乳 | 300mL | 全部同じ量にする |
| たまご | 3個 | 各回1個ずつ |
| レモン汁または酢 | 少量 | 酸を加える回に使う |
| フライパン | 1個 | 同じものを使う |
| 定規 | 1本 | 焼き上がりの厚さをはかる |
| はかり | 1台 | 粉の量を正確にはかる |
| 記録用紙 | 1枚 | 結果を書きこむ |
手順
予想を書く
何をする:重曹を増やすほどふくらむかどうかを予想します。
どうやる:「0g」「小さじ二分の一」「小さじ1」の3つで、どれが一番厚くなるかを書きます。
なぜ:増やすほどよいとは限りません。予想を書くと、結果の意外さが分かります。
重曹以外を同じにする
何をする:3つの生地を、重曹の量だけ変えて作ります。
どうやる:小麦粉100g・さとう20g・牛乳100mL・たまご1個をそれぞれに使い、重曹だけを変えます。
なぜ:変える条件を一つにしないと、何が原因か分かりません。
同じ条件で焼く
何をする:同じフライパンで、同じ火加減・同じ時間だけ焼きます。
どうやる:生地はおたま1杯ぶんにそろえます。焼く作業は必ず大人といっしょに行います。
なぜ:焼き時間や火加減が変わると、厚さのちがいが重曹のせいだと言えなくなります。
厚さと断面を記録する
何をする:焼き上がりの厚さをはかり、切って中を見ます。
どうやる:まん中の厚さを定規ではかり、半分に切ってあなの大きさを写真にとります。
なぜ:厚さだけでなく、中のあなの様子にちがいが出ます。
酸を加えて比べる
何をする:重曹にレモン汁を加えた生地も焼いて比べます。
どうやる:小さじ二分の一の重曹に、レモン汁を小さじ1加えた生地を1枚焼きます。
なぜ:重曹は酸と出あうと、熱を加える前から気体を出します。反応の速さのちがいが分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 重曹の量 | 生地のあわ | 焼き上がりの厚さ | あなの様子 | 味 |
| 0g | ||||
| 小さじ1/2 | ||||
| 小さじ1 | ||||
| 小さじ1/2+レモン汁 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 重曹を増やしたのに苦い
なぜ:使いきれなかった重曹が残ると、苦みのもとになります。
対処:量を増やすほどよいわけではないことが結果です。苦みも大事な記録として書きます。
⚠️ 焼き色が回ごとにちがう
なぜ:フライパンの温度が変わっています。
対処:1枚焼くごとに火を止め、同じ温度になるまで待ってから次を焼きます。
⚠️ 厚さがはかりにくい
なぜ:焼き上がりの表面がでこぼこしています。
対処:まん中の一点と決めて、3か所はかった平均を使います。
⚠️ 生地の量がそろわない
なぜ:おたまですくう量が毎回ちがっています。
対処:はかりでグラム数をそろえてから流し入れます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「予想」「変えた条件と変えなかった条件」「焼き上がりの写真」「厚さの表とグラフ」「味も入れた結論」の順にまとめます。
半分に切った断面の写真を並べると、あなの大きさのちがいがひと目で伝わります。
タイトル例:
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