新しい習い事を始めるとき
四月は、習い事を始める家庭が増える時期です。学年が上がり、子どもの世界が広がるタイミングでもあります。
ただ、始めることより、続けることと、やめることのほうが難しい場面があります。
誰が始めたいのかを確かめる
まず、その習い事を始めたいのは誰かを確かめます。
どれも出発点としてはあり得ます。ただ、親が始めたいと思っている場合は、そのことを自覚しておきます。自覚がないと、続かなかったときに子どもを責めてしまいます。
体験に行く
多くの教室は体験を受け付けています。パンフレットや口コミではなく、実際に見ます。
見ておきたいのは次の点です。
とくに通う道のりは、続くかどうかを大きく左右します。遠すぎる教室は、内容が良くても続きません。
時間の余白を残す
習い事を増やすとき、今の生活にどれだけ余白があるかを見ます。
すべての曜日が埋まると、子どもは疲れます。何もしない時間は無駄ではなく、そこで考えたり工夫したりする力が育ちます。
始めるときは、何をやめるかも一緒に考えます。
続ける期間を先に決める
始めるときに、いつまで続けるかを話しておきます。
「半年やってみて、その時にもう一度話そう」と決めておくと、途中でやめたいと言われたときも、感情的にならずに話せます。
期限を決めていないと、やめたいと言い出すこと自体が「投げ出し」に見えてしまいます。
やめたいと言われたとき
続けさせるか、やめさせるか。この判断は難しいものです。
まず理由を聞きます。理由によって対応が変わります。
「一度始めたら続けなさい」と一律にすると、環境に問題がある場合も我慢させることになります。理由を聞かずに決めないことです。
続かなかったことを、失敗にしない
やめた習い事があっても、その時間が無駄になったわけではありません。
これらは、次に選ぶときの材料になります。「あなたは何をやっても続かない」という言い方だけは避けます。その言葉は、次に挑戦する気持ちを削ります。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
習い事は、始めることより続けることとやめることが難しいものです。誰が始めたいのかを確かめ、必ず体験に行き、生活の余白を確かめてから決めます。
続ける期間を先に決めておくと、やめたいと言われたときに冷静に話せます。そのときは理由を聞きます。理由によって、続ける・変える・やめるの判断は変わります。
そして、続かなかったことを失敗にしないことです。合わないと分かったことも、次の選択の材料になります。