運動会で、親ができること
運動会は、学校行事の中でも保護者の関心が高いものです。同時に、子どもによって受け止め方が大きく分かれる行事でもあります。
走るのが速い子には晴れ舞台ですが、苦手な子には数週間前から気が重い日が続きます。
練習期間の様子を見る
運動会の準備は、当日の数週間前から始まります。この時期、子どもの様子が変わることがあります。
練習が続く時期は、体力を使います。宿題の量や習い事の予定を、一時的に減らす判断があってもかまいません。
苦手な子には、種目の中身を聞く
運動が苦手な子でも、種目によって負担は違います。
「運動会が嫌だ」の中身を聞くと、実は特定の種目や、順位が人に見えることが理由だったりします。中身が分かれば、話せることも変わります。
「一位を目指せ」ではなく「最後まで走りきる」「係の仕事をやりきる」など、その子にとっての目標を一緒に決めると、当日の意味が変わります。
当日の写真は、ほどほどに
写真を撮ることに集中しすぎると、子どもの姿を自分の目で見ないまま終わります。
競技の間ずっと画面を見ていた、ということが起こります。1つの種目は撮る、次の種目は見る、と決めておくと、両方できます。
他の子が写った写真をインターネットに載せないことも、学校から求められる場合が多くあります。
終わったあとの声かけ
結果が出る行事なので、順位に触れたくなります。ただ、順位は本人がいちばん分かっています。
見ていたことを具体的に伝えるほうが、子どもには届きます。
順位に触れないという意味ではありません。良かったときは一緒に喜びます。ただ、それ以外に見ていたことがあると伝わることが大切です。
うまくいかなかったとき
転んだ、負けた、失敗した。そういう日もあります。
その日のうちに、無理に前向きな意味づけをしなくてかまいません。「くやしかったね」と受け取るだけで十分です。
翌日以降、本人が話し始めたときに、次にどうしたいかを聞きます。時間をおくほうが、話せることがあります。
保護者同士の比較を持ちこまない
観覧席では、他の家庭の話が聞こえてきます。誰が速かった、どの子が目立っていた。
その情報を家に持ち帰らないことです。「〇〇くんは速かったね」と言われた子は、自分と比べられたと受け取ります。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
運動会は、得意な子と苦手な子で受け止め方がまったく違う行事です。練習期間の様子を見て、必要なら他の予定を減らします。
苦手な子には「運動会が嫌だ」の中身を聞きます。種目や順位が見えることなど、理由が分かれば話せることが変わります。
終わったあとは、順位以外に見ていたことを具体的に伝えます。うまくいかなかった日は、その場で意味づけせず「くやしかったね」と受け取るだけで十分です。