新1年生の入学準備、何をそろえるか
入学の説明会が終わると、そろえるものの一覧が配られます。名前を書く作業もあり、この時期の保護者は忙しくなります。
ただ、道具をそろえることと、子どもが困らないことは同じではありません。何を優先するかで、入学後の子どもの過ごしやすさが変わります。
学校から配られる一覧が最優先
まず、学校が配る一覧に従います。地域や学校によって、指定されるものが違うためです。
市販の「入学準備セット」には、その学校では使わないものが含まれていることがあります。説明会の資料が手元に来るまで、大きな買い物は待つほうが確実です。
サイズや色の指定がある場合もあります。買ってから使えないと分かるより、確認してから買うほうが早く済みます。
子どもが自分で扱えるかで選ぶ
道具を選ぶとき、大人の目には「丈夫」「長く使える」が基準になりがちです。しかし子どもにとっての基準は違います。
見た目が良くても、自分で開けられない筆箱は、授業のたびに困ることになります。店で実際に子どもに開け閉めさせてから決めると、失敗が減ります。
名前は、子どもが読める場所に
持ち物に名前を書くのは、なくしたときのためだけではありません。子ども自身が「自分のもの」と分かるためでもあります。
まだ字を読むのに慣れていない子は、ひらがなでも見つけにくいことがあります。名前と一緒に、決まった色のシールや印をつけると、遠くからでも自分のものだと分かります。
生活の練習は、道具より先に効く
道具がそろっていても、次のことができないと、学校で困る場面が出てきます。
とくに最後の2つは、道具では解決できません。分からないときに聞けることは、入学後にいちばん助けになります。家庭で「分からないときは聞いていいんだよ」と伝えておきます。
通学路は、一緒に歩いておく
入学前に、実際に通る道を子どもと歩きます。歩く速さは大人と違うので、時間も計っておきます。
一度で覚えられないので、何度か歩きます。子どもに先を歩いてもらい、親が後ろからついていくと、覚えているかどうかが分かります。
完璧にしようとしない
入学前にすべてを整えることはできません。学校生活が始まってから分かることのほうが多いのが実際です。
足りないものは後から買えます。できないことは学校でも練習します。準備が万全でないまま入学しても、子どもは通いながら覚えていきます。
親が「準備が足りていない」と焦っていると、その不安は子どもに伝わります。整っていない部分があっても大丈夫だと、親自身が思っておくことが、いちばんの準備かもしれません。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
入学準備は、道具をそろえることだけではありません。学校の一覧に従い、子どもが自分で扱えるものを選び、生活の練習をしておく。通学路は子どものペースで歩いておく。
そして、完璧にそろえようとしないことです。足りないものは後から足せます。準備が整っていなくても子どもは通いながら覚えていく、と親が思えていることが、子どもの安心につながります。