文化祭・学習発表会の見方
文化祭や学習発表会は、教室での学びが形になって出てくる場です。テストの点数では見えないものが、ここには出ています。
見方を変えると、この行事は子どもの得意を見つける機会になります。
完成度ではなく、過程を見る
展示された作品や発表を見ると、つい完成度で見てしまいます。うまい絵、まとまった発表。
しかし見るべきなのは、そこに至るまでに何をしたかです。
同じ課題でも、選ぶテーマは子どもによって違います。その選択に、その子の関心が出ています。
本人に説明してもらう
作品を見るだけでは、過程は分かりません。本人に説明してもらいます。
説明を聞くと、見ただけでは分からない工夫が出てきます。そして、説明することそのものが子どもの学びになります。
家では見えない姿を探す
学校での役割は、家庭とは違うことがあります。
家では無口な子が、発表で堂々と話していた。家では雑に見える子が、細かい作業を丁寧にやっていた。
こうした発見があったら、その場で伝えます。「知らなかった」と正直に言うと、子どもは自分の別の面を認められたと感じます。
他の子の作品も見る
自分の子どもの展示だけ見て帰る保護者は多くいます。ただ、他の子の作品を見ると、分かることがあります。
比べて優劣をつけるためではありません。同じ課題でもこれだけ違うと分かると、自分の子の選択の意味が見えてきます。
準備期間の話を聞いておく
行事の前、準備が大変な時期があります。放課後に残る、家で作業する、意見が合わずもめる。
当日だけ見ると、そこは見えません。準備期間に「今どのへん?」と聞いておくと、当日の見え方が変わります。
もめごとがあった場合も、当日にはまとまっていることが多いものです。その過程自体が学びです。
得意が見えたら、次につなげる
文化祭で見つかった得意を、その日で終わらせないことです。
絵に時間をかけていた、調べ物が細かかった、人前で話すのが平気だった。こうしたことは、次の機会につながります。
「あれ、よかったね」で終えず、「またやってみたい?」と聞くと、本人の中で続きます。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
文化祭や学習発表会は、テストでは見えない子どもの姿が出る場です。完成度ではなく、テーマの選び方や時間のかけ方という過程を見ます。
本人に説明してもらうと、見ただけでは分からない工夫が出てきます。説明すること自体も学びになります。
そして、見つかった得意をその日で終わらせないことです。「またやってみたい?」の一言が、次につながります。