進路面談の前に、家庭で話しておくこと
二月から三月にかけて、進路の面談があります。三者面談では、子ども、担任、保護者が同じ場に座ります。
この場で家庭の意見が食い違うと、子どもは板挟みになります。面談の前に、家庭の中で話しておくことがあります。
面談の場は、意見を戦わせる場ではない
面談で親子の意見が違うと、担任は間に入ることになります。子どもは、自分の希望を先生の前で否定される形になります。
その場で決めようとせず、家庭の考えをある程度そろえてから臨みます。まとまらない場合も、「まだ家庭で話し合っている段階です」と伝えれば、面談は成立します。
子どもの希望を、先に聞く
まず、子どもがどう考えているかを聞きます。このとき、聞くことに徹します。
理由が「友達が行くから」であっても、途中でさえぎりません。まず全部聞きます。理由が浅く思えても、そこから本人の関心が見えてくることがあります。
家庭の条件を、正直に伝える
通学時間、費用、家庭の事情。子どもに関わる条件は、隠さずに伝えます。
言いにくいこともありますが、合格した後に「そこには通わせられない」と伝えるほうが、子どもにとってつらい話になります。
中学生や高校生には、家庭の事情を理解する力があります。条件を知ったうえで選ぶほうが、本人も納得できます。
親の希望は「情報」として出す
親にも考えがあります。それを伝えるのは自然なことです。
ただ、伝え方で受け取られ方が変わります。
情報として出すと、子どもは検討の材料にできます。指示として出すと、従うか反発するかの二択になります。
面談で聞いておきたいこと
担任は、家庭では見えない情報を持っています。面談では、次のことを聞いておきます。
とくに「今の成績でどのあたりか」は、家庭の見立てとずれていることがあります。ここは率直に聞きます。
決めるのは子ども、という線を保つ
情報を集め、条件を伝え、話し合った上で、最後に決めるのは通う本人です。
親が決めた進路に進むと、うまくいかなかったときに「親が決めたから」という気持ちが残ります。自分で決めた場合は、入ってからの向き合い方が変わります。
親の役割は、決めることではなく、決められるだけの材料をそろえることです。
面談の後に、もう一度話す
面談で新しい情報が入ります。その日のうちか翌日に、家庭でもう一度話す時間を作ります。
面談を受けっぱなしにせず、家庭で消化する時間があると、次の面談までの動きが決まります。
親として考えたい問い
このページで伝えたいこと
面談は、親子の意見を戦わせる場ではありません。事前に家庭で話し、考えをある程度そろえてから臨みます。
子どもの希望を最後まで聞き、家庭の条件は正直に伝え、親の考えは情報として出す。面談では、家庭からは見えない学校での様子と、現実的な見通しを聞きます。
そして、決めるのは通う本人です。親の役割は、決めることではなく、決められるだけの材料をそろえることです。