🌇 光と気分

日が短くなると、気分が変わるのはなぜか

秋が深まると、夕方の暗さが早くなります。この時期に気分が落ちる、やる気が出ないと感じる人がいます。性格の問題ではなく、光の量が関わっていると考えられています。

光を浴びる量が減る

日の出は遅くなり、日の入りは早くなります。10月から12月にかけて、昼の長さは1日ごとに短くなっていきます。

学校や仕事で日中を室内で過ごすと、朝と夕方の移動時間しか外の光を浴びません。日が短い時期は、その移動時間も暗くなります。

光は体内時計とホルモンに関わる

朝の光は体内時計をリセットする役割があります。光を浴びる量が減ると、このリセットが弱くなり、リズムがずれやすくなります。

また、光の量は気分に関わるホルモンのはたらきにも影響するといわれます。日照時間が短い時期に気分が沈みやすくなることは、以前から知られています。

朝の光を意識してとる

対処として最も分かりやすいのが、朝の光です。

曇りの日でも、屋外の明るさは室内の照明よりずっと強いといわれます。数分でも外に出る価値があります。

昼休みに外へ出る

日中に外へ出る機会が少ない場合、昼休みが唯一の時間になります。

短くても、外の光を浴びると午後の眠気が軽くなることがあります。食後に5分歩くだけでも違います。

室内を明るくする

夕方から夜にかけては、部屋の明るさも関わります。

暗い部屋で過ごすと、気分も沈みやすくなります。作業をする場所は、手元だけでなく部屋全体を明るくします。

ただし、寝る前は逆に明かりを落とします。夜まで明るいままだと、体内時計が後ろにずれます。

体を動かす

日照が減る時期は、外に出る機会そのものが減ります。運動量が落ちると、気分にも影響します。

激しい運動でなくてかまいません。歩く、階段を使う、家の中で体を伸ばす。日中に体を動かす時間を持つことが役立ちます。

続く場合は相談する

季節による気分の変化は多くの人が経験しますが、次のような状態が続く場合は相談します。

毎年同じ時期に繰り返す場合も、相談する価値があります。

使い方のヒント: 1週間、外に出た時間を記録してみます。合計すると想像より短いことが多いものです。数字で見えると、意識して外に出る理由になります。

🧒 子どもの学びに、どう活かす?

日が短い時期、子どもが「なんとなくやる気が出ない」と言うことがあります。怠けているわけではないかもしれません。

放課後に外で遊ぶ時間が減る季節でもあります。朝カーテンを開ける、昼休みに外に出るよう伝えるなど、光を浴びる機会を意識して作ります。

理由を知っていると、自分の状態を説明できるようになります。それも学びのひとつです。

今日から試せる、3つのこと

  1. 起きたらすぐカーテンを開ける
  2. 昼休みに5分だけ外に出る
  3. 夕方の作業場所は、部屋全体を明るくする

日が短い時期の気分の変化は、光の量が関わっています。性格ではなく環境の問題として対処できます。

ご利用にあたって

本記事は一般的な情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。気分の変化の感じ方には個人差があります。症状が続く場合や日常生活に支障がある場合は、自己判断せず医師など専門家にご相談ください。

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