夏の間、体は働き続けていた
気温が高い時期、体は体温を一定に保つために働いています。汗をかいて熱を逃がし、血管を広げて放熱する。この調整は自動的に行われますが、体力を使います。
さらに、屋外と冷房の効いた室内を行き来すると、そのたびに調整が必要になります。1日に何度もこれを繰り返すと、負担が積み重なります。
暑い最中は気を張っているため気づきにくく、涼しくなってから疲れとして出てくることがあります。
睡眠の質が下がっていた可能性
暑い夜は、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりします。
睡眠時間は足りていても、質が下がっていると疲れは取れません。夏の間に積み重なった分が、秋になって表に出てきます。
食事が偏りやすい季節でもあった
暑い時期は食欲が落ち、冷たいものや口当たりのよいものに偏りがちです。
そうめん、アイス、冷たい飲み物。これらが続くと、必要な栄養が不足することがあります。
回復のためにすること
睡眠を優先する
まず睡眠時間を確保します。涼しくなって寝やすくなった時期は、回復に向いています。いつもより30分早く寝る日を作ります。
食事を戻す
温かいものを食べる機会を増やします。汁物、煮物など、消化しやすく温かいものが体に負担をかけません。
予定を詰めない
9月は行事の準備が始まる時期でもあります。この時期に予定を増やすと、回復する時間がなくなります。
だるさが続く場合
多くは数週間で戻りますが、次の場合は別の原因も考えます。
- 十分に眠っても疲れが取れない
- 立ちくらみがする
- 食欲がまったく戻らない
こうした状態が続く場合は、医療機関に相談します。
🧒 子どもの学びに、どう活かす?
2学期が始まった子どもがだるそうにしていると、「気が緩んでいる」と見えることがあります。しかし夏の疲れが出ている可能性があります。
まず睡眠時間を確かめます。足りていなければ、そこを整えることが先です。この時期に「たるんでいる」と言うと、体調の問題が気持ちの問題にすり替わってしまいます。
今日から試せる、3つのこと
- いつもより30分早く寝る日を、週に2日作る
- 冷たいものから、温かい汁物へ切り替える
- 9月は予定を増やさず、回復する時間を残す
夏の疲れは、暑い最中ではなく涼しくなってから出ます。気の緩みではなく、積み重なった負担です。
ご利用にあたって
本記事は一般的な情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。体調の感じ方には個人差があります。だるさが続く場合や日常生活に支障がある場合は、自己判断せず医師など専門家にご相談ください。