特別なものより、いつもどおり
受験に効く食べ物、という考え方には注意が必要です。
食べ慣れないものは、体に合わないことがあります。試験の直前や当日にお腹の調子を崩すと、それまでの準備が生かせません。
この時期に新しいサプリメントや健康食品を始めるのも、同じ理由で避けたほうが無難です。効果が出るかどうかより、体に合わなかったときの影響のほうが大きくなります。
朝食を抜かない
朝食は、午前中の頭の働きに関わります。脳は主にブドウ糖をエネルギーとして使うため、朝に何も入れないと、午前中に力が出にくくなります。
入試の多くは午前中に始まります。ふだんから朝食を食べる習慣があれば、当日も自然に食べられます。逆に、ふだん抜いている人が当日だけ食べると、慣れない負担になります。
朝に食欲がない場合は、量を減らしてでも何か口に入れます。おにぎり半分、汁物1杯でも違います。
夜食は、消化のよいものを少しだけ
夜遅くまで勉強していると、お腹がすきます。ここで量の多いものや脂っこいものを食べると、消化に時間がかかり、寝つきが悪くなります。
夜食をとるなら、就寝の1時間以上前に、温かく消化のよいものを少量にします。うどん、雑炊、汁物、温かい牛乳などです。
夜食が習慣になって夕食の量が減ると、生活のリズムが崩れます。夕食をしっかりとって、夜食は必要なときだけにします。
水分をとる
冬は汗をかきにくく、のどの渇きも感じにくいため、水分が不足しがちです。暖房の効いた部屋は空気も乾いています。
水分が足りないと、集中しにくくなることがあります。机の上に水やお茶を置いて、少しずつ飲む形にします。
カフェインを含む飲み物を夕方以降に多くとると、寝つきに影響することがあります。夜は、カフェインの少ない飲み物を選びます。
当日の食事は、量を控えめに
試験当日は、いつもの朝食を、いつもより少し少なめにします。満腹になると眠気が出ることがあるためです。
昼食をはさむ場合も、量は控えめにします。食べ慣れたもの、常温で食べられるもの、こぼれにくいものを選びます。緊張で食べられないこともあるため、少量でも食べられるものを持たせます。
🧒 子どもの学びに、どう活かす?
受験期の食事は、子どもにとって「体調は自分で管理するもの」と知る機会にもなります。
何を食べると眠くなるか、いつ食べると集中できるか。自分で気づけるようになると、大人になってからも役に立ちます。親が全部を決めるより、「今日は何時に食べておく?」と一緒に考えるほうが、力が残ります。
今日から試せる、3つのこと
- 試験の時期に、食べ慣れない食品やサプリメントを新しく始めない
- 朝食をとる習慣を、試験の2週間前から当日と同じ時刻にそろえる
- 机に水やお茶を置き、こまめに水分をとる
受験期の食事で大切なのは、特別なものを足すことではなく、いつもどおりを保つことです。
ご利用にあたって
本記事は一般的な情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。必要な食事の内容や量には個人差があり、アレルギーや持病がある場合は特に注意が必要です。食事について不安がある場合は、医師や管理栄養士など専門家にご相談ください。