🌱 環境の変化と心

連休明けに気力が落ちるとき

四月は張り切っていたのに、五月の連休が明けたころから、気力が落ちる。よく聞かれる話です。「五月病」と呼ばれることもあります。これは怠けではなく、環境の変化への反応として説明できます。

四月は、気づかないうちに緊張している

新しい環境では、覚えることも、合わせることも多くあります。人の名前、場所、進め方、人間関係。

本人は「楽しい」と感じていても、体は緊張しています。この状態は短期間なら保てますが、続くと消耗します。

四月にうまくやれていた人ほど、緊張が続いていた可能性があります。

連休で、緊張が一度切れる

大型連休で、その緊張が一度ゆるみます。休むこと自体は必要なことです。

ただ、ゆるんだ状態から再び緊張状態に戻るのは、簡単ではありません。一度止まったものを動かすのに、大きな力が要るのと似ています。

連休明けのだるさは、この切り替えにかかる負担といえます。

目標を達成した後の空白

四月には目標がありました。入学する、進級する、新しい環境に入る。

その目標が達成されると、次の目標が見えないことがあります。何のためにやっているのか分からなくなる時期が来ることがあります。

これは前に進んだからこそ起きることで、後退ではありません。

気力が落ちたときにできること

まず、生活の基本を確認します。

この3つが崩れていると、気持ちの問題ではなく体の問題として気力が落ちます。順番として、ここを先に整えます。

そのうえで、次のことを試します。

大きな目標より、今週できる小さな目標のほうが動き出しやすくなります。

完全に元通りにしようとしない

四月と同じ勢いに戻そうとすると、うまくいかないことがあります。

そもそも四月の勢いは、緊張によって支えられていた部分があります。同じ状態を続けることは、長い目で見ると難しいのです。

八割の力で続けられるやり方を見つけるほうが、結果として長く続きます。

続くときは、相談する

数日から2週間ほどで戻ることが多いといわれます。ただし次のような場合は、様子を見るだけにしないほうがよいことがあります。

こうした状態が2週間以上続く場合は、医療機関や相談窓口に相談します。

使い方のヒント: 連休の最終日に予定を詰めると、切り替えが急になります。最終日は空けておき、翌日の準備をして早めに寝る。これだけで、明けの朝が変わります。

🧒 子どもの学びに、どう活かす?

連休明けに子どもが「行きたくない」と言うことがあります。この時期に限れば、めずらしいことではありません。

まず睡眠と食事を確かめます。そのうえで、行きたくない理由を聞きます。理由が言えないこともあります。その場合も「怠けている」と決めつけず、数日様子を見ます。

長引く場合は、担任や専門家に早めに相談します。

今日から試せる、3つのこと

  1. 睡眠・食事・運動の3つが崩れていないか確かめる
  2. 今週できる小さな目標を1つ決める
  3. 連休の最終日は予定を空け、翌日の準備をして早めに寝る

連休明けの気力の低下は、怠けではなく環境の変化への反応です。まず生活の基本を整え、八割の力で続けられるやり方を探します。

ご利用にあたって

本記事は一般的な情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。心身の不調の感じ方には個人差があります。症状が2週間以上続く場合や日常生活に支障がある場合は、自己判断せず医師など専門家にご相談ください。

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