このページでわかること
- 学びを記録に残す理由
- 続けられる記録の形
- 記録が仕事に生きる場面
- 記録を見返すタイミング
- 年末にまとめて振り返る方法
こんな方に向けたページです
- 学んだことを、その場で忘れてしまうと感じている方
- 何かを続けているが、成果が見えにくいと感じている方
- 自分の経験を、人に伝える形にしたい方
1. 記録がないと、学びは見えない
本を読んだ、講座を受けた、新しい仕事に取り組んだ。その時は理解したつもりでも、数か月後には内容を思い出せないことがあります。
これは記憶力の問題というより、記録がないためです。人は毎日多くの情報にふれるため、記録しないものは残りにくくなります。
もう一つ、記録がないと困ることがあります。自分がどれだけ進んだかが分からないことです。毎日少しずつ進んでいると、変化に気づけません。半年前の記録を読み返して初めて、当時分からなかったことが今は分かる、と気づきます。
2. 続けられる記録の形
記録が続かない理由の多くは、形が重すぎることです。
きれいにまとめようとすると、時間がかかり、やがて書かなくなります。次の形に絞ると続きます。
1回3行
- 何をしたか
- 何が分かったか
- 次に何を試すか
この3行なら、5分で書けます。まとまった文章にする必要はありません。
日付を必ず入れる
あとで見返したときに、順番と間隔が分かります。
場所を1つに決める
ノート、メモアプリ、表計算ソフト。どれでもかまいませんが、複数に分散させると探せなくなります。
3. 記録が仕事に生きる場面
記録は、あとで具体的に役に立ちます。
同じ問題に再び出会ったとき 一度解決した問題は、時間がたつと解決方法を忘れます。記録があれば、そこから始められます。
人に説明するとき 自分がつまずいた場所は、他の人もつまずきます。記録には、つまずいた過程が残っています。これは、うまくいった結果だけを覚えている人には書けない内容です。
自分の経験を仕事にするとき 教える仕事や、経験を伝える仕事をするとき、記録は材料になります。何をどの順番で学んだか、どこで迷ったか。これは、あとから思い出して書けるものではありません。
4. 見返すタイミングを決める
書きっぱなしでは、記録は生きません。見返す日を決めます。
週に1回、5分 その週に書いた分を読み返します。「次に何を試すか」に書いたことが実行できているかを確かめます。
3か月に1回、30分 3か月分をまとめて読み返します。この期間で何が変わったかが見えます。
年に1回、1時間 1年分を読み返し、まとめを作ります。
5. 年末にまとめる
年末の時間を使って、1年分の記録から次の3つを取り出します。
今年身についたこと 記録の中で、繰り返し出てくる話題があります。それが、時間を使って身につけたことです。
繰り返しつまずいたこと 同じ問題が何度も出てくる場合、根本的なところに課題があります。来年の計画に入れる候補になります。
人に伝えられること 自分にとって当たり前になったことは、他の人にとってはそうではありません。記録を読み返すと、自分が「できるようになったこと」に気づけます。
このまとめは、来年の計画を立てるときの材料になります。振り返りの材料が手元にある状態から始められることが、記録のいちばんの価値です。
まとめ
学びを記録に残すのは、覚えておくためだけではありません。自分の進み具合を見えるようにし、人に伝えられる形にするためです。
1回3行、日付を入れて、場所を1つに決める。週に5分、3か月に30分、年に1時間だけ見返す。
続く形にしておけば、1年後には自分の変化が見える記録が手元に残ります。