はじめに:小学4〜6年生は、英語の目的を考え直す時期
「英検を取るため」だけでよいのか
小学4〜6年生になると、保護者の方の英語への関心は一気に現実的になります。
英検は何級まで取れるのか。
中学英語についていけるのか。
周りの子に遅れていないか。
家で勉強しないけれど大丈夫なのか。
こうした悩みは自然なものです。保護者の悩みとして「小学生で英検3級に合格できるのか」「中学英語についていけるか」「どうやったら小学生で英語が得意になるのか」「家で勉強しないので本当に合格できるのか」「周りの子ができているのを見ると焦る」といった不安が挙げられています。
しかし、ここで一度立ち止まって考えたいことがあります。
英語を学ばせる目的は、本当に「英検に合格すること」だけでしょうか。
もちろん、英検は大切です。
級という目標があることで、子どもは成長を実感しやすくなります。けれども、英語を学ぶ目的を資格だけにすると、子どもの学びは狭くなります。
英語は、将来の選択肢を広げる力
小学4〜6年生に英語を学ばせる本当の目的は、英語を通じて子どもの可能性を広げることです。
中学英語で困らない土台をつくる。
英語を聞く・読む・書く・話す経験を積む。
自分にもできるという自信を持つ。
好きなことや得意なことを、英語とつなげる。
将来、より広い世界に触れる準備をする。
このように考えると、英語は単なる試験科目ではありません。
子どもの個性を広げるための道具になります。
目的1:中学英語で困らない土台をつくる
小学校英語と中学英語は違う
小学4〜6年生の英語学習でまず意識したいのは、中学英語への接続です。
小学校では、英語を楽しむ活動や音声に触れる機会が中心になりやすい一方で、中学に入ると英語は本格的な教科になります。単語、文法、定期テスト、内申、高校入試が関わってきます。
中学生コースについて、定期テスト・英検・高校入試を見据え、中学英語を「得点源」に変えていくコースだ。また、中学生で高校レベルの英単語を習得し、英検準2級から2級までの合格を目指す設計も示されています。
小学4〜6年生の段階で、英語を「なんとなく楽しい」だけで終わらせず、音・単語・文法・読解の土台を作っておくことは、中学以降の安心につながります。
英語を得意科目にする準備
中学で英語が得意になる子は、最初からすべてを理解しているわけではありません。
ただ、英語の音に慣れている。
基本単語を読める。
短い文の形に抵抗がない。
英語を声に出すことを怖がらない。
こうした土台があります。
士心塾の小学生高学年コースについて、英語を「わかる」から「使える・自信が持てる」レベルへ引き上げるコース。学べる内容として、シャドーイング、シャドーイング連動筆記問題、英検5級・4級・3級・準2級、中学英語、プログラミングが挙げられています。
小学4〜6年生は、中学英語の前段階として非常に大切な時期です。
ここで英語に対する抵抗感を減らしておくことで、中学に入ってから英語を得点源にしやすくなります。
目的2:英検を通じて「できた」を見える形にする
英検は、子どもの成長を可視化する
英検は、小学生にとって分かりやすい目標になります。
5級、4級、3級、準2級と段階があり、合格すると「自分はここまでできるようになった」と実感できます。
このような目標は、子どもにとって大きな励みになります。
特に小学4〜6年生は、自分と周りを比べ始める時期でもあります。その中で、英検合格という具体的な成果は、自信の材料になります。
合格はゴールではなく通過点
ただし、英検合格だけを目的にすると、英語学習は苦しくなります。
合格したら終わり。
不合格なら失敗。
このように考えると、子どもの自己肯定感は傷つきやすくなります。
英検合格はゴールではなく、「英語がわかる・できる」という実感を持ち、その先へ進むための通過点である。
英検は、子どもを評価するためだけのものではありません。
成長を確認し、次のステップへ進むための目印です。
目的3:リスニングとシャドーイングで、音の土台をつくる
準2級以降は、リスニングが壁になる
小学4〜6年生の英語学習では、単語や文法だけでなく、音の力を育てることが重要です。
英検準2級の壁はリスニングで決まる。3級までは勢いで合格できても、準2級からは「本物の聴く力」が合否を分けるという考え方です。
これは、小学生のうちから考えておくべき重要なポイントです。
文字と日本語訳だけで英語を覚えていると、級が上がったときにリスニングで苦労します。
英語は、音の言語です。
聞く力を育てるには、早い段階から英語の音に触れ、声に出す経験を重ねる必要があります。
シャドーイングは、聞く力と話す力の土台になる
士心塾の小学生でも中学生のようにシャドーイングトレーニングを行うことが紹介されています。シャドーイングは、ネイティブの音を即座にまねる訓練として説明され、英語の処理回路を作る学習として位置づけられています。
小学4〜6年生は、音から英語を入れる力がまだ育ちやすい時期です。
この時期にシャドーイングを取り入れることは、中学以降のリスニング力、スピーキングへの抵抗感、英語の語順理解にもつながります。
英語を「目で見る教科」にしないこと。
耳で聞き、声に出し、体で覚えること。
これが、英語を長く使える力に変えるための土台になります。
目的4:停滞期を乗り越える力をつくる
小学生の英語学習には必ず壁がある
小学4〜6年生で英検3級や準2級を目指す過程では、停滞期が起こります。
単語が増える。
文法が難しくなる。
リスニングが長くなる。
英作文や面接が必要になる。
この段階で、子どもが一時的に自信をなくすことは珍しくありません。
小学生で英検3級・準2級は簡単ではなく、多くのケースで子どもたちは学習停滞期を経験し、メンタルが落ちる。
ここで大切なのは、停滞期を失敗と見ないことです。
伸びる前には、見えない負荷がかかる時期があります。
プログラミングは英語への入口であり、心の余白でもある
ここは誤解しないことが大切です。
プログラミングは、英語より優先する科目ではありません。
英語への入口の一つです。
子どもによって、英語への入口は違います。
プログラミングが好きな子もいれば、絵が好きな子、物語が好きな子、算数が得意な子、音楽が好きな子もいます。
小学4〜6年生の英語学習では、英語だけで追い込むのではなく、その子の得意や興味を残しながら英語へつなげることが重要です。
それが、学習の継続につながります。
目的5:個性を活かして、英語を自信に変える
伸びるタイミングは一人ひとり違う
保護者が小学4〜6年生の英語で悩む理由の一つは、周りとの差が見えやすくなることです。
あの子はもう英検に合格した。
うちの子は家で勉強しない。
英語が得意になる気配が見えない。
このままで中学英語に間に合うのか。
しかし、英語の才能が爆発する瞬間は遅かれ早かれ来るものであり、大切なのはそのタイミングに合わせた指導を行うことだ。また、大人が焦らずに子どものタイミングを信じて待ち、その瞬間が来た時に一気に加速させることが、自己肯定感を守ることにつながるとされています。
小学4〜6年生は、英語の結果だけで子どもを判断してはいけない時期です。
今は音から育つ時期なのか。
単語を増やす時期なのか。
一度、好きなことを入口に戻す時期なのか。
その子に合った見極めが必要です。
英語は、個性を広げるための力
CCN CO., LTD.のミッションは、
「すべての人が『自分の個性』を、活かせる社会をつくる。」
というものです。
このミッションに照らすと、英語を学ばせる本当の目的は、子どもを同じ型にそろえることではありません。
英語を通じて、自分の好きなことを広げる。
自分の得意を表現する。
将来の選択肢を増やす。
他者とつながる力を得る。
そのために英語があります。
寺子屋 by CCN の思想も、ここにつながります。
各分野の専門家が自分の得意を入口にし、子どもたちを英語や学びへつなげていく。
すべての子どもが、同じ入口から英語に入る必要はありません。
まとめ:小学4〜6年生の英語は、未来への準備である
英語を学ばせる本当の目的
小学4〜6年生に英語を学ばせる目的は、英検合格だけではありません。
中学英語で困らない土台をつくること。
英検を通じて成長を見える形にすること。
リスニングとシャドーイングで音の力を育てること。
停滞期を乗り越える力をつくること。
個性を活かし、英語を自信に変えること。
このすべてが、英語を学ぶ本当の目的です。
合格の先にある成長を見る
英検合格は大切です。
けれども、その先にある成長を見失ってはいけません。
英語がわかる。
英語を聞ける。
英語で少し言える。
自分にもできると思える。
好きなことと英語がつながる。
その積み重ねが、子どもの未来を広げます。
士心塾・CCN ENGLISH・寺子屋 by CCN は、英語を単なる試験対策で終わらせず、一人ひとりの個性を活かす力として育てていきます。

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