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英語コミュニケーションⅠの聞くことについて、家庭では「どこまでできればよいのか」「どんな練習なら目標に近づくのか」と迷うことがあります。学習指導要領は、この科目の聞くことに領域別の目標を置いています。ここでは該当する目標を確認し、家庭でできる練習例と、目標文に書かれた事実を分けて整理します。
学習指導要領の目標
「必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握することができるようにする」
日常的な話題では必要な情報と話し手の意図、社会的な話題では必要な情報と概要・要点を捉えることが目標です。多くの支援を活用する段階とされています。
目標をどう読むか
音声を聞く目的を先に決め、聞き取った内容の根拠を確かめる練習を家庭で試せます。
目標文は「この学年なら必ず一人でできる」という診断表ではなく、科目で育成を目指す力を示すものです。本人の学習状況や授業での課題と照らして読みましょう。
家庭で試せる練習
短い音声を一つ選び、聞く前に「日時を知りたい」「話し手の希望を知りたい」など目的を決めます。一度目は大意、二度目は必要な語句をメモし、台本がある教材なら最後に聞き取った箇所を確かめます。再生や台本の利用は家庭での支援例です。
保護者が正解を先に教えるより、本人が何を伝えたいか、どの情報を手掛かりにしたかを尋ねるところから始められます。これは家庭での関わり方の提案で、学習指導要領が定める保護者の役割ではありません。
振り返りのポイント
答えが合ったかだけでなく、どの語句や言い方からそう考えたかを話してもらいます。聞き取れない部分があれば、速度や長さを調整したり、同じ箇所を確認したりします。
できなかった箇所を一度に全部直す必要はありません。次に試すことを一つ選び、同じ種類の課題でもう一度確かめると、練習の前後を比べやすくなります。家庭での進め方の提案です。
要点
- 英語コミュニケーションⅠの聞くことには、日常的な話題と社会的な話題についての目標が示されています。
- 日常的な話題では必要な情報と話し手の意図、社会的な話題では必要な情報と概要・要点を捉えることが目標です。多くの支援を活用する段階とされています。
- 短い音声を一つ選び、聞く前に「日時を知りたい」「話し手の希望を知りたい」など目的を決めます。一度目は大意、二度目は必要な語句をメモし、台本がある教材なら最後に聞き取った箇所を確かめます。再生や台本の利用は家庭での支援例です。
- 事実としての目標と、家庭で試す練習案を分けて考えます。
よくある質問
聞き流しだけでもよいですか?
目標は情報を聞き取り、意図などを捉えることを示しています。家庭練習では、聞く目的を一つ設定して内容を確かめる方法を提案します。
何度も聞いてはいけませんか?
目標には多くの支援を活用することが含まれます。再生回数の制限は示されていないため、必要な支援を使いながら練習できます。
話し手の意図はどう確認しますか?
目標では日常的な話題で意図を把握することが示されています。家庭では、発言の根拠となる語句や前後の流れを指して説明する練習を提案します。