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英検2級・準1級を大学入試に使う制度と公式資料の読み方 英検2級・準1級を大学入試に使いたい高校生と保護者向けに、制度の違いと公式資料の確かめ方をまとめたページです。
大学入試での英検の扱いは、大学ごと、入試区分ごとに決まります。同じ2級でも、出願資格になる大学もあれば、点数に換算する大学もあります。このページでは、制度の種類、CEFRとCSEスコアの関係、提出書類、募集要項の読み方を順に説明します。
このページの要点
- 英検の活用方法は、出願資格、得点換算、みなし満点、加点、試験免除などに分かれ、大学ごとに異なります。
- 2級はCSE1728から2600、準1級は1980から3000が目安の範囲で、CEFRとの対応は協会の表で確かめます。
- 提出する証明書は募集要項で指定され、氏名のカナと生年月日の登録確認が出願前の必須作業になります。
まず見るのは、協会の確認ページと志望校の募集要項です
大学入試で英検2級や準1級を活用できる制度は、大学が当該年度の募集要項で定めており、公式資料は協会の2か所と大学の要項の3つを組み合わせて確かめます。
1つ目は、協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」です。提出前の確認事項、証明書の種類、CEFRの対応表が載っています。2つ目は、協会の活用校検索です。大学名や入試区分、活用方法で絞り込めます。3つ目は、志望校の募集要項です。最終的な条件は、この3つ目で決まります。
活用校検索の画面には、最新の情報は各校のウェブサイトや募集要項等で確認するよう書かれています。協会の検索結果は入口として使い、条件の確定は大学の資料で行ってください。出典:協会の英検活用校検索、協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
英検活用の仕組みと違い:制度は大きく5つに分けて考える
英検の活用方法は、出願資格、得点換算、みなし満点、加点、試験免除の5つに分けて考えると整理しやすくなります。
出願資格とは、一定の級やスコアを持っていることを出願の条件とする制度のことです。みなし満点とは、大学が定めた英語民間試験の成績を取得している受験生に対し、大学個別入試などの英語試験の得点を満点とみなす優遇方式のことです。協会の活用校検索でも、活用方法の区分として出願資格、得点換算、試験免除、加点、判定優遇などが並んでいます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」、協会の英検活用校検索
入試区分も確認が要ります。活用校検索では、入試区分が一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜に分かれています。区分が変われば、使える制度も変わります。
協会のページには、利用例が3つ載っています。例1は、CEFRのA1を出願資格とする場合です。例2は、CEFRのB2をみなし満点とする場合です。例3は、A1が0点、A2が5点、B1が10点、B2が20点、C1・C2が30点の加点とする場合です。これらは協会が示す参考例で、実際の配点は大学ごとに異なります。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
志望校の公式資料は、6つの手順で読みます
志望校の資料は、入試区分の特定から提出書類の確認まで、6つの手順で読むと抜けが出ません。
- 志望する学部・入試区分を決め、当該年度の募集要項を大学の公式サイトで入手します。
- 募集要項の「出願資格」「外部検定」「英語」の項目を探し、英検の記載があるか確かめます。
- 活用方法を特定します。出願資格か、得点換算か、みなし満点か、加点か、試験免除かを読み分けます。
- 求められる条件を書き出します。級の指定か、CSEスコアの指定か、CEFRレベルの指定かを確かめます。
- 有効期間と対象の試験方式を確かめます。受験した時期や方式が条件に合うかを見ます。
- 提出書類と締切を確かめ、協会の証明書の種類と照らし合わせます。
活用校検索で絞り込むと、手順2の前に候補を見つけられます。英検級、活用方法、入試区分を選んで検索できます。ただし、表示される内容は入口の情報です。手順2以降は大学の資料で必ず確定します。出典:協会の英検活用校検索
CEFR対応・2級と準1級の違い・提出書類を、表で確かめます
数字と書類の違いは、表にまとめて見比べると誤読を防げます。
次の表は、協会の利用例に示されたCSEスコアとCEFRレベルの対応のうち、2級と準1級の部分です。
表:2級と準1級のCSEスコアとCEFRレベル
| CEFR | 2級のCSEスコア | 準1級のCSEスコア |
|---|---|---|
| A2 | 1728から1949 | 協会の例では記載なし |
| B1 | 1950から2600 | 1980から2299 |
| B2 | 協会の例では記載なし | 2300から3000 |
この表から、準1級でB2に届くには2300以上が必要だとわかります。2級の範囲は2600までで、B2に当たる帯は協会の例に出てきません。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
次の表は、協会が示す2級と準1級の目安と試験時間を並べたものです。
表:2級と準1級の目安と試験時間
| 項目 | 2級 | 準1級 |
|---|---|---|
| 協会が示すレベル | 高校卒業程度 | およそ大学中級程度 |
| 一次試験 | リーディング・ライティング85分、リスニング約25分 | リーディング・ライティング90分、リスニング約30分 |
| 二次試験 | 英語での面接約7分 | 英語での面接約8分 |
どちらも一次試験でリーディング、ライティング、リスニングを測り、二次試験は面接形式のスピーキングテストです。準1級は試験時間が長く、求められる力も上がります。出典:協会の「2級の過去問・試験内容」、協会の「準1級の過去問・試験内容」
次の表は、英検で発行される主な書類と、再発行できるかどうかの区分です。
表:入試で使う英検の書類と再発行
| 書類 | 発行の対象 | 再発行 |
|---|---|---|
| 合格証明書(和文・英文) | 合格者のみ | 有料で可能 |
| 英検CSEスコア証明書 | 希望者に有料で発行、合否を問わず利用可 | 有料で可能 |
| 個人成績表 | 受験者全員 | 再発行不可 |
| 合格証書 | 合格者 | 再発行不可 |
合格証明書は、合格時に合格証書とともに英文・和文各1通が無料で送られます。個人成績表と合格証書は再発行されないため、大学へ出す書類は募集要項で確かめてから用意します。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
最後の表は、印刷して使える確認表です。出願前に、1項目ずつ確かめて印を付けてください。
表:出願前の確認表(15項目)
| 番号 | 確認する項目 | 確認 |
|---|---|---|
| 1 | 志望校・学部・入試区分を決めた | □ |
| 2 | 当該年度の募集要項を大学の公式サイトで入手した | □ |
| 3 | 英検の記載がある項目を見つけた | □ |
| 4 | 活用方法(出願資格、換算、みなし満点、加点、免除)を特定した | □ |
| 5 | 求められるのが級、CSEスコア、CEFRのどれか確かめた | □ |
| 6 | 必要なスコアやCEFRを自分の級で得られるか確かめた | □ |
| 7 | 有効期間と対象の試験方式を確かめた | □ |
| 8 | 提出が求められる書類の名前を書き出した | □ |
| 9 | 受験者マイページで氏名のカナを確かめた | □ |
| 10 | 受験者マイページで生年月日を確かめた | □ |
| 11 | 証明書に受験級と合否またはスコアがあるか確かめた | □ |
| 12 | 証明書に受験年度、回次、個人番号があるか確かめた | □ |
| 13 | 証明書の発行や再発行にかかる日数を協会で確かめた | □ |
| 14 | 提出方法(郵送、入力など)と締切日を確かめた | □ |
| 15 | 疑問点を大学の入試担当窓口へ問い合わせた | □ |
場面別の例:条件の書き方によって準備が変わります
同じ英検でも、募集要項の書き方によって、必要な準備が変わります。
例1:出願資格に「CEFRのB1以上」とある場合
2級で出願資格を満たすには、協会の表でB1にあたる1950以上のCSEスコアが必要です。準1級なら1980以上がB1の下限です。まず自分のスコアが基準を超えているかを個人成績表で確かめ、提出書類にCEFRの記載があるかを見ます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
例2:英語試験をみなし満点にする制度がある場合
協会の例では、B2をみなし満点とする場合、準1級で2300から3000のスコアが対象です。2級の範囲は2600までなので、この例では2級は対象に入りません。志望校の基準が級指定なのかスコア指定なのかを、募集要項で必ず確かめます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
例3:CEFRのレベルに応じて加点される場合
協会の例では、B1は10点、B2は20点の加点です。2級でB1の帯に入ると10点、準1級でB2の帯に入ると20点が加わります。実際の配点は大学ごとに異なるため、自分の志望校の配点表を見てから、受験する級を選びます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
つまずきと対処:書類と登録情報は早めに確認します
つまずきの多くは、生年月日の誤り、書類の取り違え、期限の見落としで起こります。
協会は、入試で学校側が英検の成績を参照する際に生年月日などに誤りがあると、受験が認められない可能性があると案内しています。対処は、受験者マイページで受験情報を確認し、誤りがあれば早めに協会へ問い合わせることです。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
書類の取り違えにも注意が必要です。学校によって提出を求める書類が異なるため、募集要項を確認して適切な書類を出します。個人成績表や合格証書は再発行されません。原本が必要か写しで足りるかも、募集要項で確かめます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
2019年度以前の成績には、CEFRの記載がありません。協会は、有料で証明書を再発行するとCEFRレベルが記載されると案内しています。再発行には時間がかかる場合があるため、早めに手続きを進めます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
よくある質問
大学入試で英検2級や準1級を活用できる制度と確認すべき公式資料を教えてください。
主な制度は、出願資格、得点換算、みなし満点、加点、試験免除です。どの制度を採るかは大学と入試区分ごとに決まります。確認する公式資料は、協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」、協会の活用校検索、志望校の当該年度の募集要項の3つです。条件を確定する資料は、大学の募集要項になります。出典:協会の英検活用校検索、協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
2級と準1級では、試験時間や協会が示す目安にどんな違いがありますか。
協会は、2級を高校卒業程度、準1級をおよそ大学中級程度と示しています。一次試験は、2級がリーディング・ライティング85分とリスニング約25分、準1級が90分と約30分です。二次試験の面接は、2級が約7分、準1級が約8分です。入試で必要な級は、大学の条件から逆算して決めます。出典:協会の「2級の過去問・試験内容」、協会の「準1級の過去問・試験内容」
CEFRとCSEスコアはどのような関係で、どこで確かめられますか。
CEFRとは、外国語の運用能力を共通の尺度で示す国際的な指標のことです。英検では2020年度から、証明書類にCEFRが記載されるようになりました。2級ではCSE1728から1949がA2、1950から2600がB1、準1級では1980から2299がB1、2300から3000がB2と、協会の利用例に示されています。2019年度以前の成績は、協会のCEFR算出レベル表で確かめます。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
入試で提出する英検の書類は、合格証明書とCSEスコア証明書のどちらを使えばよいですか。
どちらを使うかは、大学の募集要項の指定に従います。合格証明書は合格者のみに発行され、CSEスコア証明書は有料で、合否を問わず受験した方のスコアを証明します。スコアで判定する大学では、CSEスコア証明書が求められることがあります。募集要項の書類名を見てから、協会の証明書ページで申込方法を確かめてください。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
氏名のカナと生年月日は、いつどのように確かめればよいですか。
出願書類を準備する前に、受験者マイページで確かめます。手順は、生涯学習アカウントでログインし、該当する年度・回次の「受験情報確認・変更」を開き、生年月日を見る流れです。氏名のカナも、同じ画面と個人成績表で見比べます。誤りがあれば、協会の問い合わせ窓口へ早めに連絡します。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
確かめる公式の窓口:協会と大学の入試担当に分けて問い合わせます
制度の内容は大学の入試担当へ、成績や証明書の内容は協会へ問い合わせると、答えが早く得られます。
活用の条件や配点は、大学が決めています。協会のページにも、優遇内容は大学の募集要項などで確認するよう書かれています。一方、登録情報の修正や証明書の発行は、協会の窓口が扱います。協会のお問い合わせページは、確認事項のページから案内されています。出典:協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」
出典
- 公益財団法人 日本英語検定協会「英検成績を入試で利用される際の確認事項」(2026年10月13日確認)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「2級の過去問・試験内容」(2026年10月13日確認)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「準1級の過去問・試験内容」(2026年10月13日確認)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「英検・TEAP・IELTS 活用校検索」(2026年10月13日確認)
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最終確認日:2026年10月13日。
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