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江 戸 の 食 ・ 二

にぎりずしも、てんぷらも、二八そばも——いま日本を代表する料理は、もともと江戸の屋台の「早い・安い・うまい」でした。

いまのことば

すし・てんぷら・そばは、江戸の屋台で育ったファストフード。
働く独身者の多い百万都市が、外食文化を生んだ。

ファストフードの都

江戸は人口およそ100万の巨大都市。地方から働きに来た独身の男性が多く、自炊よりも屋台でさっと食べる文化が花開きました。

にぎりずしは、江戸後期に生まれた「その場でにぎって出す」スピード料理。てんぷらは串に刺して立ち食い。そばは夜泣きそばの屋台が町を回る。どれも「早い・安い・うまい」の三拍子で、いまのファストフードと同じ役割でした。

高級店の味も、はじまりは町の屋台。食文化は、えらい人の食卓より、忙しい人の胃袋から育つことが多いのです。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——江戸のにぎりずしは、いまの2〜3倍の大きさだったと言われます。ひと口半で食べる「おにぎり感覚」。冷蔵庫がないので、ネタは酢じめや煮物など仕事をしたものが中心でした。
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