生きるって、何のためなんだろう?
目的は、与えられているの? 自分でつくるの?
世界の宗教や考え方は、この問いに、ずいぶんちがう答えを出してきました。どれが正しいかは決めません。まず6つ、読み比べてみましょう。
下の図は、このあと読む6つの答えの置き場所の目安です。縦と横、2つのものさしで見ています。
置き場所は、各立場の答え(下の文)に書いてあることから置いた目安で、正しさの順位ではありません。真ん中は、答えの文が、そのものさしのどちらにも寄っていない(または触れていない)ことを表します。ほかの立場を置けば、また別の図になります。
答えがはっきり違う6つを選びました。文はどれも、その立場を大切にする人のことばで書いてあります。
生きることは、置かれた場所で務めを果たすことだとされる。職業そのものが召しとして受け取られる。場所は選ばれるものではない。
出典:カルヴァン『キリスト教綱要』1536年(職業召命観)同じ名前の宗教でも、この問いでは答えが割れます。割れているところまで降りて書きます。割れていないところは割りません。一つの答えは長さをそろえてあり、資料の多い立場ほど長くなることがないようにしています。
一神教は、生きる目的を与えられたものとします。神に仕えること、隣人を愛すること、置かれた場所で務めを果たすこと。実存主義と唯物論は、あらかじめ無いとします。だからこそ自分で作るのだ、と続きます。フランクルはその中間に立ち、人生の側から問われていると言います。
シク教は世を捨てないことをはっきり掲げ、働き、分かち合い、念じることを道とします。プロテスタントは職業そのものを召しと受け取り、ユダヤ教は世を離れずこの世で果たすとします。出自の遠い三つが、同じ側に並びます。一方でジャイナ教やスーフィズムは、削っていく方向を向きます。
禅は別の目的を立てず、老荘は作為を減らし、上座部は生そのものに目的があるとは言いません。目的を持たないことが、そのまま生き方になる。与えられた目的を果たす側とも、自分で作る側とも違う、三つ目の位置です。
出典:文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」第2章 社会、第3章 特別の教科 道徳。項目名は本文のとおり。つながりの説明は目安です。
どこまで確かめたかを隠さないことが、引用される条件だと考えています。
| 出典 | 使った箇所 | 状況 |
|---|---|---|
| 中部63(毒矢の喩え)/相応部56.11(四諦と八正道) | 01節 | 経を特定 |
| イーシュヴァラクリシュナ『サーンキヤ・カーリカー』 | 01節 | 照会済 |
| ウマースヴァーティ『タットヴァールタ・スートラ』 | 01節 | 照会済 |
| 『倶舎論』破我品に引かれた説 | 01節 | 照会済 |
| 世親『唯識三十頌』/護法釈『成唯識論』 | 01節 | 照会済 |
| 親鸞『教行信証』 | 01節 | 照会済 |
| 『グル・グラント・サーヒブ』 | 01節 | 照会済 |
| クルアーン 51:56 | 01節 | 照会済 |
| カバラー文献(ティクーン) | 01節 | 照会済 |
| エピクロス『メノイケウス宛書簡』 | 01節 | 照会済 |
| スピノザ『エチカ』第四部・第五部 | 01節 | 照会済 |
| カント『道徳形而上学の基礎づけ』 | 01節 | 照会済 |
| ハイデガー『存在と時間』(先駆的覚悟性) | 01節 | 照会済 |
| サルトル『実存主義とは何か』 | 01節 | 照会済 |
| 神智学協会(1875年創設) | 01節 | 照会済 |
| ムーディ『Life After Life』1975 | 01節 | 照会済 |
| プラトン『クリトン』48b(よく生きる) | 01節 | 原文を確認 |
| 『グル・グラント・サーヒブ』1245ページ(三つの務め) | 01節 | 原文を確認 |
| 『論語』学而篇 第1章 | 01節 | 原文を確認 |
| 道元『正法眼蔵』現成公案/『典座教訓』1237年 | 01節 | 原文を確認 |
| シャーンティデーヴァ『入菩薩行論』(700年頃) | 01節 | 照会済 |
| 世親『阿毘達磨倶舎論』賢聖品/唯円編『歎異抄』第三条 | 01節 | 照会済 |
| トーラー/ミシュナ(200年頃)/バビロニア・タルムード | 01節 | 照会済 |
| カトリック教会のカテキズム/アタナシオス/グレゴリオス・パラマス(神化) | 01節 | 照会済 |
| カルヴァン『キリスト教綱要』1536年(職業召命観) | 01節 | 照会済 |
| ハディース/十二イマーム派の伝承/ガザーリー『宗教諸学の再興』/ルーミー『マスナヴィー』 | 01節 | 照会済 |
| エピクテトス『提要』第1章/マルクス・アウレリウス『自省録』第四巻23 | 01節 | 原文を確認 |
| デカルト『方法序説』1637年 | 01節 | 照会済 |
| ユング『自我と無意識の関係』第二部「個性化」(野田倬訳・人文書院)/フランクル『死と愛』第二章第一節「人生の意味」(霜山徳爾訳・みすず書房) | 01節 | 章まで特定 |
| 『古事記』/祝詞/柳田国男『先祖の話』1946年 | 01節 | 照会済 |
| マイア「生物学における原因と結果」1961年/プランク共同研究『Planck 2018 results VI』2020年/サクライとナポリターノ『Modern Quantum Mechanics』第3版 2020年 1章4節 | 01節 | 掲載誌・版元を確認 |
| ステーガーらの人生の意味尺度 2006年(『カウンセリング心理学誌』53巻1号) | 01節 | 掲載誌と巻号を確認 |
| ラッセル「自由人の信仰」(『神秘主義と論理』江森巳之助訳・みすず書房) | 01節 | 章まで特定 |
| 系譜「引き寄せ・波動はどこから来たか」(刊行年と版元をつけた一覧) | 01節 | 系譜のページに集約 |
| ヴィタル『エツ・ハイム』第10門「修復の門」 | 01節 | 章節を特定 |
| ウパニシャッド | 01節 | 章節を特定 |
| 『バガヴァッド・ギーター』 | 01節 | 章節を特定 |
| 世親『唯識三十頌』(玄奘訳) | 01節 | 章節を特定 |
| 『老子』 | 01節 | 章節を特定 |
| 『荘子』 | 01節 | 章節を特定 |
| 新約聖書 | 01節 | 章節を特定 |
| クライニー『アル・カーフィー』(10世紀) | 01節 | 章節を特定 |
| 『パイドン』 | 01節 | 章節を特定 |