一
遊 び の 体 育 ・ 一
ひざでリズムを取り、玉の動きを目で追い、皿で受ける。けん玉は、全身を使う「技の遊び」として日本で完成し、いま世界にひろがっています。
いまのことば
けん玉は、江戸時代に酒席の遊びとして伝わり、
大正時代に今の形になって、子どもの遊びの王様になった。
技のからだ
けん玉のような玉と受けの遊びは世界各地にあり、日本には江戸時代に伝わった記録があります。今のあの形——大皿・小皿・中皿とけん先——になったのは大正時代。「日月ボール」という名で売り出され、大流行しました。
大皿に乗せるコツは、腕ではなくひざです。ひざで玉の落下に合わせて衝撃を吸収する。ジャンプの着地と同じ体の使い方を、けん玉は遊びながら教えてくれます。
集中力、リズム感、目と手の協調。うまくなる過程がそのまま運動神経のトレーニングになっている——だから世界中に「KENDAMA」プレイヤーが増えています。
考えてみよう
- 問一大皿10回連続に挑戦。ひざを使うのと使わないので、成功率はどう変わりますか。
- 問二「できなかった技ができた瞬間」の気持ちを、言葉にすると?
- 問三けん玉が世界で人気になった理由を、考えてみましょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——けん玉の級・段位制度は、昭和になって日本けん玉協会が整えました。「もしかめ」(大皿と中皿を交互に)の世界記録は、数時間ノーミスで続く域に達しています。